ヘリオフィラ

ヘリオフィラの花
写真 ヘリオフィラ
撮影時期 2008.3.8
栽培状況 秋まき後、庭植え
(冬は農ポリでトンネル栽培)

科名

アブラナ科

属名

ヘリオフィラ属

学名

Heliophila coronopifolia
(= H. longifolia)

園芸分類

秋まき一年草

別名

(特にありません)

原産地

南アフリカ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【ヘリオフィラについて】

ヘリオフィラ属は、南アフリカのケープ地方を中心に80種ほどが知られていますが、栽培されているのは一年草のコロノピフォリア(Heliophila coronopifolia)です。ロンギフォリアとされる場合もあります。

花は小さいですが、ブルー系の花が一面に咲きますのでとても魅力のある草花です。また、花期も長く、長い間楽しめます。

【栽培メモ】

秋にタネを播きましたが、生育がよいので育苗はさほど難しいことはありませんでした。やや寒さに弱いですが花壇に植えて農ポリでトンネルをしたところ2月には咲き始めました。今なら不織布のトンネルで大丈夫だと思います。

ビニールハウスに入れて育てた株と花壇に植えた株の花色を比較すると、花壇に植えた方が濃くなりました。開花時の気温によって花色に変化が出るようです。

以前に、タキイさんからタネが販売されていましたが、残念なことに、最近は種苗会社のカタログでも見かけなくなりました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ヘリオフィラの概要】

草丈

30〜40pほどになります。

花径1pほどの小さな花です。ブルーが一般的ですが白花もあります。

ヘリオフィラの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 弱い

耐寒性は強くありませんし、高温多湿も苦手です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:比較的やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Heliophila・・・・・「太陽を好む」

coronopifolia・・・・・「カラクサナズナ属(Coronopus)のような葉の」

longifolia・・・・・「長い葉の」

【主な種類と品種】

白花がありますが、まだ見たことはありません。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 秋まきの場合は、霜よけが必要です。

タネまき

9月下旬〜10月上旬に箱まきにします。寒地の場合は、3月に播きます。覆土はタネが隠れる程度にします。

発芽後、本葉が3〜4枚になったら、ポリポットに植え替えて苗を育てます。

植え付け

ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。

花壇に植える場合は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

ヘリオフィラの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

花壇に植えるときは20pほどにします。

60cmのプランターの場合は、3〜4株ほど植え付けます。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターも日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

写真のように葉が線状になっており、繊細な感じのする一方、やや倒れやすいので、開花時には支柱が必要になります。

冬の管理

耐寒性はあまり強くないので、秋まきにして花壇に植える場合は、不織布でトンネルをするなどして霜よけをします。

鉢やプランターは、霜の当たらない軒下などに置き、水やりは少なめにします。

肥料

肥料は控えめにします。花壇に植える場合は、化成肥料を1u当たり20〜30gほど施し、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。追肥はほとんど必要ありません。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、暖かくなったら追肥として液肥を2週間に1回程度与えます。

病気・害虫

特にないようです。

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