ペンステモン |
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【ペンステモンについて】 |
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ペンステモンは、北アメリカ及び中米原産のオオバコ科ツリガネヤナギ属の本来は多年草ですが、耐暑性がやや弱く一年草扱いされる種類があります。この中で、よく栽培されているのは、ハ−トウェギー(Penstemon hartwegii )で、他には、バルバツス((P. barbatus )、ギロキシニオイデスなどがあります。 一方、ディギタリス(P. digitalis)やカンパニュラツス(P. campanulatus)などは、多年草として扱われますが、中には、最近の温暖化の影響もあって夏越しが厳しくなってきている種類もあります。 ここに写真を掲載しているハ−トウェギー種は、タネから育てることができ、花が大変華やかなですのでペンステモンの中でも人気があります。また、バルバツスなどもタネが販売されています。 【栽培メモ】 ハートウェギー種の‘センセーショクミックス’を播いてみましたが、タネから育てる場合、生育がゆっくりなので通常の栽培では十分に花が咲かないうちに梅雨を迎え、あまりうまくいきませんでした。 そこで、秋まきにして花壇に植えて、冬に不織布でトンネルをして育てたところ、やっと本来の美しい花をみることができました。 なお、2014年の夏は、高知は雨ばかりで雨の降らなかった日がほとんどないという有様でしたが、この年は、一年草タイプのものも、大半が夏を越しました。猛暑の年はこうはいきませんが。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ペンステモンの概要】 |
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草丈 【主な種類と品種】を参照してください。 花 ジギタリスに似た筒型の花が穂状に咲きます。花色は、白、ピンク、赤、赤紫のほかブルーの花が咲く種類もあります。また、覆輪咲きも多く見られます。 耐寒性・耐暑性
一般的に、寒さには比較的強いですが暑さにやや弱い宿根草です。 このため、温暖地では、ほとんどの品種が一年草として扱われます。 ただし、 'ハスカーレッド' などは比較的暑さに強い品種です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:(温暖地では)やや難しい ※ 苗から育てる場合:比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Penstemon・・・・・ギリシャ語の penta(5)+ stemon(雄しべ)が語源です。 hartwegii・・・・・ドイツの植物学者 Karl Theodor Hartweg への献名 gloxinioides・・・・・「ギロキシニアに似た」 barbatus・・・・・「ヒゲのある」、「長い軟毛のある」 |
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【主な種類と品種】 |
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ここでは、一年草タイプの種類を紹介します。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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※ ここでは、一年草タイプの種類について記載しています。 栽培のポイント ※ 10pぐらいに伸びたところで軽く摘心し、分枝させると花付きがよくなります。 ※ 冬は、不織布などでトンネルして生育を助けます。 タネまき 温暖地では、早まきしすぎると発芽率が下がるようですので、温暖地では少し涼しくなった10月上旬〜中旬に播いたほうが安全です。箱まきにして、覆土はタネが隠れる程度にします。 発芽後、本葉が3〜4枚になったら、ポリポットに植え替えて、薄めの液肥を与えながら苗を育てます。 植え付け 花壇に植える場合は、植えつけの前に苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて耕しておきます。 ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。 花壇に定植する場合、苗の生育が遅れたときは、無理に秋に定植することは避け、フレームなどで苗を育て、春に定植したほうが無難です。 花壇に植える場合は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 株間を20〜25p程度とって植え付けます。60cmのプランターなら3株程度にします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 日常の管理 10pぐらいに伸びたところで軽く摘心し、分枝させると花付きがよくなります。 冬の管理 成育が比較的ゆっくりですので、苗が十分育たないうちに寒くなってきたときは、冬の間、不織布などでトンネルをしてやると翌春には期待どおりの花が咲いてくれます。 鉢やプランターは、霜の当たらない軒下などに置いて苗を育てます。 肥料 花壇に植える場合は、 化成肥料を1u当たり50gほど施し、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。春になったら月に1回程度化成肥料を追肥します。 鉢やプランターに植える場合は、市販の草花用の培養土を使用する場合は、培養土に元肥が入っていますので、春になったら追肥として緩効性の固形肥料を定期的に与えるか、もしくは液肥を1週間〜10日に1回程度施します。 用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、同様に追肥します。 病気・害虫 アブラムシが付くことがあります。 |
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