ブプレウルム

ブプレウルムの花
写真 ブプレウルム
撮影時期 2009.4.11
栽培状況 秋まき後、庭植え
(冬は農ポリでトンネルして霜除け)

科名

セリ科

属名

ミシマサイコ属

学名

Bupleurum rotundifolium

園芸分類

秋(春)まき一年草

別名

ツキヌキサイコ

原産地

ヨーロッパ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

4月〜5月

【ブプレウルムについて】

ブプレウルムは、ヨーロッパ原産のセリ科ミシマサイコ属の秋まき一年草で、薬用植物として知られているミシマサイコ(Bupleurum scorzonerifolium)と同じ属です。ツキヌキサイコという和名は、花茎が葉を突き抜けて花が咲いているように見えることに由来します。

水あげがよいのでくブーケやフラワーアレンジメントの素材として葉がよく利用されています。また、切花としても利用されています。花は黄緑色で、とても小さな花が集まって咲きます。

【栽培メモ】

秋まきにして、花壇に植えて育てました。やや耐寒性が弱いことから、冬の寒さの厳しいときは、農ポリでトンネルをしましたが、順調に育って花もまずまずよく咲いてくれました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ブプレウルムについての概要】

草丈

60〜80p程度です。

花はあまり目立ちません。黄色の小さな花が集まって咲きます。

ブプレウルムの花

耐寒性・耐暑性

※ 強い、比較的強い、、弱いの4区分

(判断基準は、こちらをご覧ください。)

耐寒性 やや弱い
耐暑性 弱い

耐寒性はあまり強くありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Bupleurum・・・・・ギリシャ語の boupleuros(雄牛の肋骨)が語源です。

rotundifolium・・・・・「円形葉の」

【主な種類と品種】

ミシマサイコ属の中で、園芸植物として栽培されているのは本種(B. rotundifolium)だけのようです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 耐寒性がやや弱いので、冬は、霜除けをします。

タネまき

発芽適温は15〜20度ですので、通常、9月下旬から10月中旬に播きます。移植を好みませんので、ポットに2〜3粒ずつまき、嫌光性種子ですので、覆土は5mmほどにします。

発芽後、間引いて丈夫な苗を1本残します。

植え付け

ポットに根が回ったら、根鉢を崩さないように鉢やプランターに定植します。

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけの前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。定植する際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり5〜6Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

ブプレウルムの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土などを使います。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターも日当たりのよいところに置きます。

株間

花壇に植えるときは25pほどにします。60cmのプランターの場合は、3株ほど植え付けます。

日常の管理

鉢やプランターで育てる場合は、過湿にならないようにします。

風雨で株が倒れそうになってきたら、支柱をしてやります。

冬の管理

耐寒性はあまり強くありませんので、花壇に植えた場合は、霜除けをします。

鉢やプランタープランターは、霜の当たらない軒下などに置きます。

肥料

多肥にする必要はありません。むしろ、葉が大きくなりすぎるのでよくありません。

花壇に植える場合は、 化成肥料を1u当たり20〜30gほど施し、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。追肥をしなくてもよく咲いてくれました。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、春になったら追肥として液肥を2週間に1回程度与えます。

病気・害虫

特にはありません。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。