フェアリーマグノリア

‘ブラッシュ'の花
写真 ‘ブラッシュ'
撮影時期 2023.3.28
栽培状況 庭植え

科名

モクレン科

属名

オガタマノキ属

学名

Michelia hybrida 

園芸分類

常緑中木

別名

(特にありません)

原産地

(園芸交雑種)

主な用途

庭植え

花期

3〜4月

【フェアリーマグノリアについて】

フェアリーマグノリアというのは、マグノリアという名前が付いていますがモクレン属ではなく、ニュージーランドで育成されたオガタマノキ属の中木で、ウンナンオガタマ(Michelia yunnanensis)の園芸交雑種と言われています。

この属のカラタネオガタマと同じように常緑で、冬でもあまり葉を落としません。また、比較的コンパクトな樹形で、枝が密に出ることから生垣にも利用できます。

【栽培メモ】

庭植えにして育てていますが、耐寒性は比較的強く、マイナス3度という日もありましたが、寒さで傷むことはなく葉も落としませんでした。生育は比較的早く、4〜5年ほどで、花がよく咲くようになりました。

【育て方は下へ ↓ 】

【フェアリーマグノリアの概要】

樹高

2〜3mになります。

花径7pほどですが多花性で見映えがします。花色は少し淡いピンクの他にクリーム色や白い花が咲く品種があります。

フェアリーマグノリアの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

耐暑性は強いです。耐寒性も比較的ありますが、寒さが厳しいときは葉を落とすことがあります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Michelia・・・・・・スイスの植物学者 M.Micheli に因みます。

【主な種類と品種】

‘ブラッシュ’

やや淡いピンクの花です。

‘クリーム’

白に近いクリーム色の花です。

‘ホワイト’

名前のとおり白花です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

常緑樹ですので、春が植えつけの適期です。特に、苗木を秋も遅くなって庭に植えることは避けた方が賢明です。比較的コンパクトな樹形ですが、鉢植えで育てるなら大きい鉢が必要になります。

フェアリーマグノリアの花

庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

植え付けた後はたっぷりと水やりをして、風で苗木がぐらつかないように支柱をしておきます。

植え場所

日当たりのよいところに植え付けます。

剪定

剪定はそれほど必要ありませんが、樹冠が広がりすぎたときは剪定をします。時期は、花後がよく、寒い時期の剪定は避けた方が無難です。

肥料

樹勢が強く、さほど必要ありませんが、やせ地の場合は2月に寒肥を与えます。

病気・害虫

特にありません。

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