カラタネオガタマ

カラタネオガタマの花
写真 ‘ポートワイン’
撮影時期 2020.4.23
栽培状況 庭植え

科名

モクレン科

属名

オガタマノキ属

学名

Michelia figo

園芸分類

常緑中木

別名

トウオガタマ、バナナの木

原産地

中国南東部

主な用途

庭植え

花期

5〜6月

【カラタネオガタマについて】

カラタネオガタマは、中国南東部原産のモクレン科オガタマノキ属の常緑低木です。花は小さいですが、バナナに似た甘くて強い香りをもっていますので、バナナの木とも呼ばれます。この花が咲くと、よい香りが辺り一面に広がります。

また、オガタマノキと比較して木も小さく、樹高が2〜3mでさほど場所をとりませんので、庭木としても利用しやすい大きさです。

【栽培メモ】

‘ポートワイン’という品種を庭に植えています。植え付け後の成長は比較的ゆっくりですが、順調に育って年々たくさんの花を付けるようになりました。樹形は自然にまとまっていきますが、年々大きくなっていきますので、そろそろ剪定が必要になっています。

【育て方は下へ ↓ 】

【カラタネオガタマの概要】

樹高

2〜3m程度です。

黄褐色の花で、花径は3pほどです。赤色や紫色の花が咲く園芸品種もあります。

カラタネオガタマの花の写真

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

耐寒性はありますが、北海道や東北地方では栽培が困難とされています。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Michelia・・・・・・スイスの植物学者 M.Micheli に因みます。

figo・・・・・「取り付ける」、「くっつける」

【主な種類と品種】

在来種(写真:下)の他に次のような品種があります。

‘ポートワイン’

カラタネオガタマの赤花品種です。樹形は矮性です。(写真:上の2枚)

‘パープルクイーン’

深みのある紫色の花が咲きます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ あまり剪定の必要はありませんが、行うなら花後にします。

植え付け

常緑樹ですので、暖かくなった4月が植えつけの適期です。

苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

植え付け後はたっぷりと水やりし、風で木がぐらつかないように支柱を立てておきます。

カラタネオガタマの花の写真

植え場所

比較的耐寒性がありますが、家の南側の北風が当たらないような場所が適しています。関東以西の温暖地では、少々北風が当たっても大丈夫です。

日当たりを好みますが、半日陰でも差し支えありません。

剪定

それほど樹形が乱れませんので、あまり剪定の必要はありません。スペースの関係で剪定が必要になったら、花後に行います。

秋に剪定すると花芽を切ることになりますので、できれば避けるようにします。また、寒い時期の剪定も控えた方が無難です。

肥料

1〜2月に寒肥を与えますが、木が大きくなったらさほど必要ありません。

病気・害虫

特にありません。

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