ブルーキャッツアイ

ブルーキャッツアイの花
写真 ブルーキャッツアイ
撮影時期 2016.10.29
栽培状況 鉢植え

科名

ゴマノハグサ科

属名

オタカンサス属

学名

Otacanthus caeruleus

園芸分類

非耐寒性多年草

別名

オタカンサス

原産地

ブラジル

主な用途

鉢植え

花期

10〜11月

【ブルーキャッツアイについて】

ブルーキャッツアイは、ブラジル原産のゴマノハグサ科オタカンサス属の多年草で、猫の目のような青紫の花が咲くところからその名前がついています。秋になると園芸店やホームセンターなどでよく見かける花で、属名のオタカンサスという名前で流通している場合もあります。

ところで、オタカンサスという学名は、ギリシャ語の otos(耳)+ akantha(とげ)が語源ですが、ブルーキャッツアイには刺がありませんので、安心して扱えます。

耐寒性が弱いですが、その点を除けば丈夫で育てやすい多年草です。花の少ない秋に咲いてくれますので、その点でも貴重です。

【栽培メモ】

耐寒性が弱いので軒下では厳しいですが、土間に置いてある小さな簡易ハウスに入れておいたら冬を越せました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ブルーキャッツアイの概要】

草丈

50pほどになります。摘芯をして育てると、もっと低く抑えることができます。

花弁は上下に広がり、花径2〜3pほどの青紫の花で中心部が白色です。

ブルーキャッツアイの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強いですが、耐寒性がないので、冬は室内もしくはフレームなどで育てる必要があります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Otacanthus・・・・・ギリシャ語の otos(耳)+ akantha(とげ)が語源です。

caeruleus・・・・・「青色の」

【主な種類と品種】

品種名のついたものは特にないようです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ それほど分枝をしませんので、摘芯をして枝数を増やします。

植え付け

秋に花の咲いた株が園芸店やホームセンターなどに出回りますので、これを買って育てるのが一般的です。耐寒性がないので、通常は鉢での栽培になります。

購入した鉢が小さくて根詰まり気味のときは、根鉢を崩さないようにして、一回り若しくは二回りほど大きい鉢に植え付けます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

ブルーキャッツアイの花

置き場所

春から秋までは、日当たりのよいところに置いて育てます。ただし、夏場は半日陰の涼しいところに置きます。

植え替え

鉢が小さいときは毎年、大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に、4〜5月ごろに植え替えをします。

鉢から抜いて、表土と根鉢の土を適量落として一回り大きい鉢に植え替えます。

同じ大きさの鉢を使うときは、少し多めに古い土を落として植え替えます。

日常の管理

多湿に弱いので、過湿にならないようやりにします。ただし、夏場は水切れさせないように注意します。水切れさせると、株がひどく弱ります。

それほど分枝をしませんので、摘芯をして枝数を増やします。また、草丈が高くなりますので、花が終わったら切り戻しておきます。

冬の管理

耐寒性がないので、冬は室内に取り込みます。水やりは控えめにしますが、乾燥させすぎないようにします。

ふやし方

6月頃に挿し芽ができます。枝先を5〜6pほど切り取って、バーミキュライトなどに挿すとよく発根します。

肥料

植えつけ、植え替え時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、成育期間中に、緩効性の固形肥料を定期的に置肥するか、もしくは、液肥を月2回ほど与えます。

病気・害虫

特にはありません。

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