フレンチマリーゴールド

フレンチマリーゴールドの花
写真 'サファリミックス'
撮影時期 2009.6.28
栽培状況 春まき後、庭植え

科名

キク科

属名

コウオウソウ属

学名

Tagetes patula

園芸分類

春まき一年草

別名

クジャクソウ

原産地

メキシコ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜11月

【フレンチマリーゴールドについて】

フレンチマリーゴールドは、アフリカンマリーゴールドと比較すると花がやや小さいのですが、花つきが多く、花色が豊富です。もっとも、最近は、アフリカン系とフレンチ系の交配種もあり、見分けが難しくなっています。

アフリカンと同様、タネから育てても、最も栽培の容易な草花のひとつで、長い間楽しめます。

なお、フレンチマリーゴールドといっても、原産地はフランスではなく、アフリカンマリーゴールドと同様メキシコ原産です。フランスに導入されて、その後、各地に広がったので、この名前で呼ばれています。

【栽培メモ】

アフリカン系と同様、タネから育てても栽培はきわめて簡単でした。ただし、このところ、猛暑日が増えてきていますので、梅雨明け後に庭植えの株が枯れることもあり、早めの切り戻しが特に大切になっています。

【育て方は下へ ↓ 】

【フレンチマリーゴールドの概要】

草丈

(主な種類と品種を参照してください。)

(主な種類と品種を参照してください。)

フレンチマリーゴールドの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 比較的強い

フレンチマリーゴールドは夏の高温多湿に比較的強いですが、夏前に切り戻しをすると夏越しがしやすくなります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Tagetes・・・・・ギリシャ神話に登場する女神 Tages に由来します。

patula・・・・・「わずかに開いた」

【主な種類と品種】

サファリミックス

草丈40cmほどで、フレンチ系としては大きめの花が咲きます。花色は多彩です。

ボナンザミックス

草丈30cmほどです。花径5cmほどの中輪で、こちらも花色は多彩です。

ディスコミックス

草丈30cmほどで、花径4cmの一重の花です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

育て方は、アフリカン種とほぼ同様です。

栽培のポイント

※ 花がひととおり終わったら早めに切り戻しをします。

タネまき

花期が長いので、無理に早く播く必要はありません。発芽温度が高いので、温暖地でも4月になって播いたが安全です。覆土は5mm程度にします。

箱まきが一般的ですが、ポットに播いて育苗することもできます。

フレンチマリーゴールドの花

植え付け

本葉が6〜7枚になったころに定植します。

植えつけ時に、腐葉土(又はバーク堆肥)1u当たり5〜10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

花壇に植える場合は。アフリカン種よりは多少間隔を詰めて、20〜25p程度にします。標準のプランターの場合は、3〜4株を目安にします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところなら土質は選びません。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。ただし、真夏は半日陰に置くと高温多湿によるダメージが少なくなります。

日常の管理

長く楽しむためには、株を弱らせないよう、また、花壇やプランターをいつまでもきれいに保つため、手間が多少かかりますが、咲き終わった花をこまめに切り取ってやることが大切です。

夏の管理

花がひととおり終わったら早めに切り戻しをします。株を半分ぐらいに切りつめてやると、蒸れを防ぎ夏越しがしやすくなります。また、9月中旬ごろにも、伸びすぎてた茎を切り戻します。こうすることで、秋から初冬まで咲いてくれます。

鉢やプランターで育てている場合も同様に切り戻しをして、夏場は、半日陰に置くようにします。

フレンチマリーゴールドの花

肥料

花壇に植えるときは、化成肥料を1u当たり50gほど施します。チッソ肥料が多すぎると、徒長して花付きが悪くなりますので注意します。花期が長いので、夏場を除き、月に1回程度株元に追肥します。

鉢やプランターで育てる場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、夏場以外は2週間に1回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

気になるような病害虫は特にありません。

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