ブルーデージー

ブルーデージーの花
写真 ブルーデージー
撮影時期 2005.4.17
撮影場所 淡路島「夢舞台」にて

科名

キク科

属名

ルリヒナギク属

学名

Felicia

園芸分類

多年草

別名

ルリヒナギク

原産地

南アフリカ

主な用途

鉢植え

花期

5〜10月

【ブルーデージーについて】

ブルーデージーは、南アフリカ原産のキク科ルリヒナギク属の多年草です。黄色い芯とブルーの花びらのコントラストが目を引き、園芸店やホームセンターなどでもよく見かける花です。

ところで、一般にブルーデージーと呼ばれるのは2種類あります。そのうち、フェリシア・アメロイデス(Felicia amelloides)がよく栽培されていますが、フェリシア・アモエナ(F. amoena )も見かけるようになってきました。

なお、ブルーデージーはルリヒナギク属ですが、通常、学名のフェリシアと呼ばれるのは、秋まき一年草のフェリシア・ヘテロフィラ(F. heterophylla )ことを指します。

【栽培メモ】

鉢植えで育てましたが、夏が来る頃には枯れてしまいました。耐暑性はそれほどありませんし、耐寒性も弱いので、温暖地では宿根させることが難しい草花と言えます。

【育て方は下へ ↓ 】

【ブルーデージーの概要】

草丈

摘心をして育てると草丈30〜40pほどで、鉢やプランターなどで育てるのに向いています。

花径4pほどのコバルトブルーの涼しげな花を咲かせてくれます。

一般には青花が出回っていますが、白花もあります。

ブルーデージーの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや弱い

耐寒性、耐暑性とも、それほど強くありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)かなり難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Felicia・・・・・felix(恵まれている、幸運な)が語源とされています。

amelloides・・・・・Aster amellus(アスター・アメルス)+ oides(・・・に似ている)

amoena・・・・・「楽しい」

【主な種類と品種】

フェリシア・アメロイデス
F. amelloides

葉や花がやや大きく、ブルーデージーとして園芸店などで売られているのは、アメロイデスが多いようです。

フェリシア・アモエナ
F. amoena

アメロイデスと比較すると花がやや小さいです。斑入りの品種を園芸店などでがよく見かけます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 春の花が終わったら、思いきって三分の一程度に切り戻して、草姿を整えます。

植え付け

早春に園芸店やホームセンターなどに出ていますので、これを買って育てることになります。

庭植えにできないこともありませんが、夏の高温多湿に弱く、関東以西の温暖地では夏場に枯れてしまうことが多くなります。また、耐寒性もやや弱いので、通常は鉢植えで育てます。

植えられている鉢が小さく、根詰まり気味のときは一回り大きい鉢に植え替えます。また、ポリポットに植えられいる場合は、早めに5号くらいの鉢に植え付けます。

ブルーデージーの花

鉢植えの用土

草花用培養土にパーライトを1〜2割加えた用土、もしくは、赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライト(軽石砂)を6:3:1程度に混ぜた用土などを使います。

置き場所

春から秋は日当たりのよい場所に置きます。

ただし、梅雨時から夏は、雨の当たらない半日陰の涼しい場所に移して、水やりを控えめにします。

植え替え

鉢植えの場合は、毎年、植え替えます。

通常は、秋の10月ごろに、株を半分くらい切り戻して新しい用土に植え替えます。

日常の管理

乾燥には比較的強いので、過湿を避け、やや乾燥気味に育てます。

春の花が終わったら、思いきって三分の一程度に切り戻して、草姿を整えます。その後も、摘芯を繰り返して、枝数を増やすようにしていきます。

冬の管理

霜に当たると傷みますので、冬は軒下か室内に取り込みます。水やりは、控えめにします。

ふやし方

花後に切り戻しした茎を使って挿し芽で増やすことができます。5cmほどの長さの挿し穂を作り、バーミキュライトや鹿沼土に挿します。温暖地では、10月ごろに挿すこともできます。

肥料

植え付け時に緩効性肥料を与え、夏と冬を除き、生育期に液肥を2週間に1回程度与えます。

病気・害虫

アブラムシがつくことがあります。

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