フユシラズ

フユシラズの花
写真 フユシラズ
撮影時期 2002.1.1
栽培状況 プランターで栽培

科名

キク科

属名

キンセンカ属

学名

Calendula arvensis

園芸分類

秋まき一年草

別名

ヒメキンセンカ

原産地

地中海沿岸

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

11〜5月

【フユシラズについて】

フユシラズ(冬知らず)は、地中海沿岸地域が原産のキク科キンセンカ属の秋播き一年草で、ヒメキンセンカとも呼ばれます。

キンセンカと比較すると花が小さいことから、その点では見劣りがします。しかし、その名のとおり、花の少ない冬に花が咲きます。また、丈夫ですので、こぼれ種でよく増えます。

【栽培メモ】

始めは苗から育てましたが、次の年からはこぼれ種からひとりで生えて、花が咲いています。

【育て方は下へ ↓ 】

【フユシラズの概要】

草丈

20〜30cmほどになります。

キンセンカよりも花は小さく直径 1 〜2センチくらいのオレンジ色の花をつけます。日が当たると花が開き、夕方に閉じます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

耐寒性は強く、また、8月にはこぼれダネからひとりでに生えてきて生育を始めますので耐暑性も比較的強いと言えます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Calendula・・・・・calendae(月の第1日、一か月)の縮小形です。

arvensis・・・・・「耕作地の」

【主な種類と品種】

キンセンカは、同じ属になります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 本葉7〜8枚のころに摘芯すると花立ちが多くなります。

タネまき

発芽適温は20〜25度程度ですので、9月上旬〜中旬頃に箱まきします。覆土はタネが隠れる程度にします。

発芽後、本葉が2〜3枚のころにポットや小鉢に植え替えて育苗します。

一度育てると、8月にはこぼれダネからたくさん発芽します。

植え付け

本葉が5〜6枚になったら、花壇あるいは鉢やプランターに定植します。苗の生育がよいので、植えつけが遅れないようにします。

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。1週間ほどしたら、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lと化成肥料を入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

フユシラズの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥))を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

株が少し大きくなりますので、株の間隔は25〜30p程度とします。標準のプランターの場合、3株が目安です。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

本葉7〜8枚のころに摘芯すると花立ちが多くなります。その後はほとんど手間いらずですが、終わった花がらはこまめに取り除き、株をきれいしてやると長く楽しめます。

冬の管理

耐寒性が強く、軽い霜程度でしたら大丈夫です。

肥料

庭植えの場合は、1uあたり30〜50gほど緩効性肥料を与えます。チッソ肥料が多すぎると徒長しますので与えすぎないようにします。

鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、1月ほどしたら真冬を除き2週間に1回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

アブラムシがつくことがあります。

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