ヒメシャガ

ヒメシャガの花
写真 ヒメシャガ
撮影時期 2020.5.11
栽培状況 プランターで栽培

科名

アヤメ科

属名

アヤメ属

学名

Iris gracilipes

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

日本、中国

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【ヒメシャガについて】

ヒメシャガは、本州、四国、九州に分布しているアヤメ科アヤメ属の宿根草です。シャガは常緑ですが、ヒメシャガは冬には地上部が枯れこみます。小型で葉が細く、やさしい感じがしましす。

繁殖力はシャガほどではなく、場所もそれほど必要としませんし、鉢やプランターで育てるのにも向いています。また、耐陰性が強いので、こうした場所に適しています。

【栽培メモ】

鉢植えにしていますが、強い日差しを嫌うものの、耐暑性はそれほど弱くないので、あまり弱ることなく夏を越しています。

【育て方は下へ ↓ 】

【ヒメシャガの概要】

草丈

20〜30pほどです。

花径3〜4pで外弁が淡紫の品種が一般的ですが、白花や八重咲きのものもあります。

ヒメシャガの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

耐寒性、耐暑性があり丈夫ですが、やや夏の強い日差しと高温を苦手とします。。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Iris・・・・・ギリシャ語の iris(虹)が語源です。

gracilipes・・・・・ gracilis(か細い、ほっそりした)+pes(茎)が語源で、「ほっそりした茎」という意味です。

【主な種類と品種】

外弁が濃い品種や八重咲きのほか、白花もあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 鉢植えは、乾燥させすぎないようにします。

植え付け

庭植えもできますし、草丈が低いので鉢やプランターで育てるのにも向いています。植え付けの時期は、新芽が動き出す前の2月下旬〜3月上旬が適期です。

庭に植えるときは、深さ20〜30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

ヒメシャガの花

鉢植えの用土

市販の山野草の培養土、もしくは鹿沼土、赤玉土、パーライト(軽石砂)を4:4:2程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

強い日差しを嫌いますので、庭に植える場合は、半日陰になるところに植え付けます。

鉢植えも、半日陰に置きますが、暑くなってきたら明るい日陰に置きます。

植え替え

鉢植えの場合は2年に1回程度、庭植えの場合は株が混みあってきたら株分けを兼ねて植え替えます。時期は、2月下旬〜3月上旬が適期です。

日常の管理

庭植えの場合は、ほとんど手間はかかりません。夏場、日照りが続いて乾燥したときには水やりをします。

鉢植えは、乾燥させすぎないようにします。特に、夏場は注意します。

冬の管理

冬になると地上部は枯れますが、耐寒性が強く戸外で冬を越します。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら暖かい日の午前中に軽く水やりをします。

ふやし方

植え替え時に株分けで増やすことができます。

肥料

庭植えの場合は、ほとんど必要ありません。

鉢植えの場合は、緩効性の化成肥料を植えつけ、植え替え時に用土に混ぜておきます。後は、4〜9月ごろにかけて夏場を除き薄めの液肥を月に2回程度与えるか、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

ハダニが付くことがあります。

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