ヒイラギナンテン |
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【ヒイラギナンテンについて】 |
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ヒイラギナンテンは、台湾原産のメギ科メギ属の常緑低木で、ナンテンのような枝ぶりと、ヒイラギのようなトゲのある葉から、この名前が付いたと言われています。 南天の「難を転じる」と、ヒイラギのトゲが厄難を避けるということで、迷信といえばそれまでですが、庭木としてよく植えられています。なお、種小名は日本産となっていますが、もともとは日本には自生していません。 ヒイラギナンテンの一般種は春に開花しますが、園芸品種の‘チャリティ’は、花期が長く、ほとんどの花が終わった12月に咲き始め、お正月も咲いていることから非常に利用価値のある花木です。 近縁種のホソバヒイラギナンテン(M. fortunei)やナリヒラヒイラギナンテン(M. confusa)もよく栽培されています。 【栽培メモ】 ‘チャリティ’を庭に植えていますが、病害虫もなく、冬にとても美しく咲いてくれます。枝が上へ上へと伸びて樹形が悪くなりましたので、花が終わってから長い枝の途中で切り戻しましたが、萌芽力があり、そこから新しい枝が複数出てきました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ヒイラギナンテンの概要】 |
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樹高 株立ちで、在来種は1.5mほどです。‘チャリティ’は、そのままにしておくと2mを超えますが、剪定をすることによって樹高を抑えることができます。 花 香りのよい小さな黄色い花がたくさん咲きます。花後には実が付きますが、そのままにしておくと株の負担になりますので、早めに切り取ります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性があり庭植えができます。寒冷地は難しいようです。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Mahonia・・・・・19世紀のアメリカの園芸家 Bernard MacMahon への献名 japonica・・・・・「日本の」 fortunei・・・・・19世紀のスコットランドの植物学者 Robert Fortune への献名 confusa・・・・・「間違えた」、「不確かな」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 木が小さいときから摘芯しながら育てると樹形が整います。 植え付け 植え付けの適期は3〜4月です。10〜11月にも植え付けできます。 苗木の大きさにもよりますが、通常は、根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、腐葉土やバーク堆肥を入れ庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。植えた後は、タップリと水やりをし、支柱をしておくと安心です。 木が大きくなっていきますので、鉢植えには向いていません。 植え場所 日当たりのよいやや湿った場所を好みます。ただし、半日陰地でも栽培できます。 耐寒性は強いですが‘チャリティ’は開花が冬になりますので、冬の寒い風が当たらない家の南側が最適です。 剪定 ‘チャリティ’などヒイラギナンテンは、ほとんど分枝せずに枝が上に伸びていく性質を持っていますので、木が小さいときから摘芯しい育てると樹形が整います。剪定をしないでそのまま育てると、木の下のほうが透けて、見栄えが悪くなります。 また、古くなった枝は地際から切り取って、新しい枝に更新していきます。 剪定は、花後すぐに行います。なお、ヒイラギナンテンの葉は堅いので、剪定のときには注意します。 肥料 1〜2月に寒肥として有機質肥料を与えます。私は、植えつけ後、木がそこそこ大きくなってからはあまり肥料を与えていませんが、毎年よく咲いてくれます。 病気・害虫 特にはありません。 |
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