ピンクノウゼンカズラ |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【ピンクノウゼンカズラについて】 |
|||||||||||||||||||
ピンクノウゼンカズラは南アフリカ原産のポドラネア属の落葉つる性木本です。身近に見かけることの多いノウゼンカズラは中国原産のノウゼンカズラ属ですので、別属になります。 花色には色幅があるようで、とてもやさしい色合いをしているものや、下の写真のように濃い色合いのものもあります。 耐寒性がやや弱いのが残念ですが、庭植えできなくても大きめの鉢に植えて栽培できます。 【栽培メモ】 以前勤務していたことのある安芸郡田野町は暖かいところですので、上の写真のように庭植えのピンクノウゼンカズラが大きく枝を伸ばしていました。香南市野市町では、以前は地上部が枯れ、春になると芽が出てきましたが、最近の温暖化の影響で地上部が枯れることは少なくなっています。 |
|||||||||||||||||||
【ピンクノウゼンカズラの概要】 |
|||||||||||||||||||
樹高 ツル性で周囲の木やフェンスなどにからみついて伸びます。 花 花色はやさしいピンクで、赤紫の筋が入ります。濃い花色のものもあります。 耐寒性・耐暑性
耐暑性は強いですが、ノウゼンカズラより耐寒性は強くありません。温暖地でないと庭植えは困難です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Podranea ricasoliana 学名の説明 Podranea・・・・・パンドラの箱で有名なギリシャ神話の女性パンドラ(Pandora)のアナグラム ricasoliana・・・・・(※ 不詳) |
|||||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
|||||||||||||||||||
ピンクノウゼンカズラとして流通しているものには、花色に色幅があります。 |
|||||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
|||||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 日当たりのよいところで育てます。 植え付け 関東以西の暖地では庭植えができますが、それ以外の地域は、庭植えは厳しいかもわかりません。できれば庭植えにして、大きく育てると美しく咲いてくれます。植え付けは4月頃が適期です。 庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。ツルが伸びますので、ポールに絡ませたり、フェンスに這わせます。 鉢植えの場合は、アンドン仕立てにして育てます。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、土質は選ばず、日当たりと水はけのよい場所に植えつけます。 鉢植えも、日当たりのよいところに置いて育てます。 剪定 庭植えは2月頃に剪定をして、伸びた枝や小枝を切り取ります。鉢植えの場合は同じ時期に地際から10cmほどに切り戻しておきます。 冬の管理 耐寒性が弱いので、鉢植えは、軒下などの霜の当たらないところに置きます。 庭植えの場合は、無霜地域は別ですが、関東以西の暖地でも、寒さの厳しいときは株元の周りをマルチをするなどして霜除けをした方が安全です。 ふやし方 挿し木や取り木で、増やすことができます。 肥料 庭植えの場合は、3〜4月ごろに緩効性の肥料を与えます。 鉢植えは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、生育期間中、定期的に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 特にありません。 |
|||||||||||||||||||
このページのトップに戻ります。一覧に戻ります。 |