ビデンス |
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【ビデンスについて】 |
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ビデンスは、世界に200種ほど分布するキク科の一年草若しくは宿根草です。園芸店やホームセンターなどでビデンスという名前で売られているものは、いろいろな種類があり、ひとまとめにして説明することが難しいと言えますが、大別すると一年草タイプと宿根草タイプに分けられます。 一年草は、フェルリフォリア(B. ferulifolia)とオーレア(B. aurea)が主なものですが、園芸店やホームセンターなどで見かける品種は、フェルリフォリアがほとんどのようです。フェルリフォリアは、温暖地の場合、秋まきにして5月頃開花して、その後、夏には枯れてしまいます。 宿根草タイプは、ウインターコスモスと呼ばれるラエビス(B. laevis)がおなじみです。 ところで、ウインターコスモスもビデンスと呼ばれる場合がありますが、「ビデンス=ウインターコスモス」ではありません。ウインターコスモスは、ビデンスの中の1種ですので、同じとするのは誤りです。 【栽培メモ】 フェルリフォリアの 'ゴールデンアイ' などは、カタログでは、春号に載っていましたが、春まきではあまりよい結果が得られませんでした。半分残してあったタネを秋に播いて育てたら、よく咲いてくれました。 ただし、ウインターコスモスと呼ばれるラエビスは別ですが、耐暑性が強くないので花後には枯れてしまいました。 |
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【ビデンスの概要】 |
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草丈 20〜60pほどになります。 花 ほとんどが鮮やかな黄色の花ですが、オレンジなどの品種も出ています。 花径は3〜4pで、6弁の花です。 耐寒性・耐暑性
比較的耐寒性・耐暑性がありますが、極端な暑さ、寒さを嫌います。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Bidens ferulifolia 学名の説明 Bidens・・・・・bi(二つ)+ dens(歯)が語源です。 ferulifolia・・・・・ギリシャ語の ferula(杖)+ folium(葉)が語源です。 aurea・・・・・「金色の」 laevis・・・・・「平滑な」 |
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【主な種類と品種】 |
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フェルリフォリアの品種を紹介します。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 花壇に定植するときは、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。 ※ 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置いて育てます。 タネまき タネから育てる場合は、発芽適温が20度ほどですので、温暖地では、9月中旬〜10月中旬が適期です。春まきの場合は、4月中旬〜5月に播きます。育苗箱かピートバンに播き、覆土は2mm程度にします。 発芽は良好で、1週間程度で発芽が始まりますので、本葉が3〜4枚のころにポリポットに植え替え、薄めの液肥を与えながら育苗します。
植え付け ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。 花壇に植える場合は、植えつけ前に、苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。植えつける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れ、化成肥料も撒いて庭土とよく混ぜてから植えつけます。 秋と春に、園芸店やホームセンターなどで苗や開花株が売られていますので、これを買って育てることもできます。ポリポットや小さな鉢に植わっていることが多いので、このときは早めに大きめの鉢やプランターに植え替えます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20〜25p程度にします。標準のプランターの場合は、3株が目安です。 植え場所・置き場所 花壇に定植するときは、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置いて育てます。 日常の管理 定植をすれば、後は花ガラを取る程度であまり手間がかかりません。次々と花が咲いてきますので手間がかかりますが、花ガラを取ると見栄えがよくなります。
冬の管理 極端な寒さが苦手ですので、秋に花壇に定植した場合は、霜除けをした方が安心です。 肥料 花壇に植えるときは、植え付け時に化成肥料を1u当たり50gほど施します。追肥は特に必要としません。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、1ヶ月ほどしたら液肥を2週間に1回程度与えます。 病気・害虫 ヨトウムシの食害を受けることがあります。 |
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