バーバスカム・シェクシー |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【バーバスカム・シェクシーについて】 |
||||||||||||||||
バーバスカム・シェクシーは、南ヨーロッパ〜中央ヨーロッパなどが原産のゴマノハグサ科モウズイカ属の大型の宿根草(春播き二年草)です。 ‘ウエディングキャンドルズ’は、長く伸びる花茎が特徴で、花の咲いている部分だけで50cmほどにはなります。ロゼット状の葉もとてつもなく大きく、葉身が35cm、葉柄を入れると40cmを超えます。 【栽培メモ】 国華園で販売されていたウエディングキャンドルズのタネを秋に播いてみましたが、発芽までに時間がかかり、諦めかけていた頃に発芽しました。タネが小さく、時間もかかりますので発芽までもっていくのがポイントになります。 発芽後の成長は比較的ゆっくりですが、暖かくなってくると一気に葉が大きくなり、花茎もどんどん伸びていきました。 無加温のビニールハウスで育てましたが、通常の栽培では、苗が小さいうちに冬が来てしまうので、秋播きの場合は、設備がないと、翌春に花を咲かせるのはやや厳しいかなと思いました。 もっとも、開花株でも、夏場、涼しいところに置いた株は夏を越しましたので、保温設備がない場合は、春播きにして、苗の状態で夏を越し翌春に開花させることが可能です。むしろ、こちらが一般的だと言えるかもしれません。 【育て方は下へ ↓ 】 |
||||||||||||||||
【この花の概要】 |
||||||||||||||||
草丈 花茎が伸びてくるまではロゼット状ですが、花茎の先までは1mほどになります。 花 長い花茎を伸ばして、小さな花をびっしりと付けるので見映えがします。 耐寒性・耐暑性
耐寒性はありますが、耐暑性もそこそこあり、夏場、涼しいところに置けば宿根します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 タネから育てる場合:比較的やさしい 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Verbascum・・・・・barbascum(ひげのある)が語源です。 chaixii・・・・・18世紀の植物学者 Dominique Chaix への献名 |
||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 鉢やプランターで育てる場合は、乾燥させ過ぎないようにします。 ※ 花茎が長く倒れやすくなりますので、その場合には支柱をします。 タネまき 秋播きの場合、フレームやビニールハウスがないと翌春の開花は望めませんので、そうした設備がない場合は、春播きとします。この場合は、開花は翌春になります。 発芽適温は20度前後ですので、春播きは4月中旬〜5月上旬ごろに、秋播きの場合は、9月下旬〜10月上旬に箱播きします。 タネが細かいので覆土はせず霧吹きで乾燥を防ぎます。発芽までに2〜4週間かかりますので、用土が乾かないよう注意します。 発芽後の生育がゆっくりですので、本葉が2〜3枚になったら、まずは2.5号(7.5cm)のポリポットに植え替えます。 植え付け 【花壇で育てる場合】 秋播きの場合は、2.5号のポリポットに根が回ったら4号(12cm)のポリポットに植え替えて、薄めの液肥を与えながら春まで苗を育てますが、寒くなってきたら苗をフレームやビニールハウスに入れます。定植は、翌春の暖かくなってからにします。 春播きの場合は、2.5号のポットに根が回ったら、根鉢を崩さないようにして4号ボットに植え替え、ボットに植えたままで、風通しがよい半日陰〜明るい日陰で夏を越して秋に植え付けます。 酸性土壌を嫌いますので、植えつけの前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。 【鉢やプランターで育てる場合】 鉢やプランターで育てる場合は、2.5号のポットに根が回ったら、そのまま鉢やプランターに植え付けます。 用土は、市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 葉がとても大きくなり幅を取りますので25〜30pほどにします。20cmだと少々窮屈です。上の写真は、径38cmの丸型プランターに3株植えています。 植え場所・置き場所 庭植えの場合は、日当たりと水はけのよいところを好みますが、夏の西日が当たらないところが適しています。 鉢やプランターで育てる場合は、夏場以外は日当たりのよいところで育てます。 日常の管理 鉢やプランターに植えた場合、株が大きくなり花茎が出てくるころになると、鉢の中の水分が少なくなると葉がぐったりしてきますので、乾燥させ過ぎないようにします。 花茎が長く伸びて倒れそうになりますので、その場合には支柱をします。 夏の管理 春に播いて育てた苗は、ポットに植えたまま半日陰もしくは明るい日陰に置いて夏を越させるようにします。 鉢植えは、半日陰もしくは明るい日陰に置いて夏を越させるようにします。 冬の管理 秋播きの場合は、冬も保温して苗を生育させないと春に開花する株にするのは難しくなりますので、フレームか簡易温室などに入れます。 春播きで、秋に花壇に定植したときは、不織布でトンネルをして育てると苗がよく育ち、翌春に花を楽しむことができます。 プランターなどに植えた場合は、冬は霜の当たらない軒下に置きます。水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。 肥料 植え付け時に緩効性肥料を与えます。また、鉢植えは、1週間に1回程度液肥を与えます。 病気・害虫 ハダニが発生することがあります。 |
||||||||||||||||
このページのトップへ 一覧に戻ります。 |