ハマギク

ハマギクの花
写真 ハマギク
撮影時期 2007.10.13
栽培状況 庭植え

科名

キク科

属名

ハマギク属

学名

Nipponanthemum nipponicum

園芸分類

宿根草

別名

フキアゲギク

原産地

関東以北の太平洋岸

主な用途

庭植え

花期

10〜11月

【ハマギクについて】

ハマギク(浜菊)は、茨城県から青森県にかけての太平洋沿岸に自生するキク科ハマギク属の宿根草です。秋が深まった頃、白いきれいな花が咲きますので、庭などにもよく植えられます。シャスターデージーの交配親になったのもこの花だといわれています。もっとも、コハマギク(Chrysanthemum yezoense)ではないかとの説もあります。

属名の Nipponanthemum は、ギリシャ語でNippon(日本)の anthemon(花)という意味で、1属1種の日本の固有種です。

【栽培メモ】

放任すると草姿が乱れてきますので、秋の終わりに思い切って切り戻しをしています。

【育て方は下へ ↓ 】

【ハマギクの概要】

草丈

放任すると1mほどになりますが、栽培する上では、切り戻しをして草丈を低くして育てます。年数がたつと幹が木質化してきます。

花径6pほどで、一重の美しい白花が咲きます。

ハマギクの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

耐寒性、耐暑性が強く丈夫です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Nipponanthemum・・・・・ギリシャ語の Nippon(日本)+ anthemon(花)が語源です。

nipponicum・・・・・「日本の」

【主な種類と品種】

同種にハマギクより小さな花のコハマギクがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 花が咲き終わった株は、地際から20〜30pほどのところで切り戻しをします。

植え付け

秋に、ポット苗や花の咲いた株が園芸店やホームセンターなどに出回りますので、購入したらそのまま庭に植えつけるか、大きめの鉢に植え替えます。

庭に植えるときは、直径30p、深さ20〜30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土もしくはバーク堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

鉢やプランターに植える場合は、市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

ハマギクの花

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。ただし、西日が強く当たるようなところは避けるようにします。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、夏は半日蔭に移します。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを防ぐため、毎年植え替えをしたほうがよく咲いてくれます。

4月ごろに、鉢から抜いて、表土と根鉢の半分ほどの土を落として、新しい用土に植えつけます。

日常の管理

放任すると草姿が悪くなりますので草姿の乱れた古株は、秋の終わりに地際から20〜30pのところで切り戻しをしておきます。

秋に切り戻しができなかったときは、5月までに切り戻しをして、枝数を多くしてやります。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えた場合は、水やりは少なくします。

ふやし方

挿し芽で増やすことができます。5月〜6月ごろに新芽の先を6〜7cmほど切ってバーミキュライトなどに挿します。

肥料

庭植えの場合は、やせ地でなければ特に肥料は必要としません。

鉢やプランターに植えた場合は、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

アブラムシなどが付くことがありますが、それほど被害を与える病害虫はありません。

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