シャスターデージー |
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【シャスターデージーについて】 |
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シャスターデージーは、キク科フランスギク属の多年草で、アメリカの育種家ルーサー・バーバンク氏がフランスギクと日本のハマギクなどを交配して作り出した園芸植物です。ただし、ハマギクではなくコハマギクではないかとも言われています。 「シャスター」は、博士の圃場の裏に見えるシャスター山の峰雪にちなんで命名したと言われています。その名のとおり、4〜6月に峰雪のような白い花を咲かせてくれます。なお、この山はカルフォルニアのシェラ山脈にあるそうです。 花は白色で、二重咲き、八重咲きの品種も栽培されています。また、最近、黄色の花が咲く品種が出回るようになりました。いずれも耐寒性があり、花壇に植えることができます。 【栽培メモ】 春播きにして、ポリポットに植えたまま涼しいところで夏を越し、秋に定植したところ、よく育ってくれました。 もっとも、最近の温暖化の影響でしょうか、花壇に植えた場合、開花後に切り戻しをしても夏を乗り切ることができず枯れてしまうことが多くなってきています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【シャスターデージーの概要】 |
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草丈 一般には60〜80pになりますが、30pほどの小型の品種もあります。 花 花径は6〜10pほどで、一重、八重、丁字咲きの花形があります。本来は白花ですが、黄色の花が咲く品種も出ています。 耐寒性・耐暑性
寒さに強く丈夫ですが、高温多湿にやや弱いと言えます。温暖地では、花壇に植えた場合、宿根できなくなってきています。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Leucanthemum・・・・・ギリシャ語の leuc(白色の)+ anthos(花)が語源です。 superbum・・・・・「素晴らしく立派な」、「飛び切り上等な」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 春まきにした場合、涼しいところで夏を越し、秋に定植する方がよい結果が得られます。 タネまき タネから育てる場合は、通常は春に播きますが、温暖地は秋まきもできます。春に播いた場合は翌年の春に、秋まきの場合は翌々年の春に開花します。 発芽適温は15〜20度ですので、秋まきは9月下旬〜10月中旬に、春まきは3月下旬〜4月に播きます。箱まきにして、覆土は2o程度にします。 本葉が3〜4枚になったらポリポットに植え替えて苗を育てます。 植え付け 根がポットいっぱいになったら花壇やプランターなどに定植します。温暖地では、春まきにした場合、十分に根が張っていない状態で夏を迎えるよりも、一回り大きいポリポットに植え替えて、半日陰の涼しいところで夏を越し、秋に定植する方がよいと思われます。 花壇に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 苗を買って育てる場合は、9〜10月、もしくは4月ごろに植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 生育が旺盛なので株間は25pほどにしますが、矮性種の場合は20p程度とします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりよく、水はけのよい場所を選びます。温暖地の場合は、夏の西日が当たらないところが適しています。 鉢やプランターに植える場合は、秋〜春は日当たりのよいところに、夏場は半日陰の涼しいところに置きます。 植え替え 花壇に植えた場合は、2年に1回、株分けして植え替えます。また、鉢やプランターに植えた場合は、毎年、植え替えます。 日常の管理 花が終わったら切り戻しをしておきます。 ふやし方 タネ播きのほか、株分けや挿し芽で殖やすことができます。 冬の管理 基本的に耐寒性はありますが、秋にタネを播いて年内に定植する場合、植え付け時期が遅くなったときは、その年の冬は霜除けをした方が安全です。 肥料 花壇に植える場合は、植え付け時に化成肥料を1u当たり50gほど入れて植え付けます。後は、春と秋に化成肥料を株元に施します。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので元肥は不要です。 病気・害虫 アブラムシやハダニがつくことがあります。 |
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