ハゴロモフジバカマ

ハゴロモフジバカマの花
写真 ハゴロモフジバカマ
撮影時期 2020.10.12
栽培状況 庭植え

科名・属名

キク科
ヒヨドリバナ属

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

日本

用途

庭植え

花期

9〜10月

【ハゴロモフジバカマについて】

ハゴロモフジバカマ(羽衣藤袴)は、フジバカマ、あるいはサワヒヨドリの変種ではないかとも思われますが、「APG原色牧野植物大図鑑」には掲載されてなく、詳細は不明です。園芸品種としている場合もあります。

特徴は、葉が細かく分裂していることで、繊細な印象を受けます。丈夫なことはフジバカマと同様で、育てやすい宿根草です。

【栽培メモ】

摘芯は欠かせませんが、あとは植えっぱなしでほとんど手間がかかりません。

【ハゴロモフジバカマの概要】

草丈

1〜1.5mほどになります。

花茎の先に、淡紫色の小さな花が集まって咲きます。フジバカマと比較するとやや地味な印象です。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

暑さ寒さに強い宿根草です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Eupatorium fortunei var.

学名の説明

Eupatorium・・・・・小アジアにあったポントス王国のミトリダテス6世エウパトル( Mithridates VI Eupator) に由来します。
※ ミトリダテス6世が自ら命を絶ったときに使用した毒薬がヒヨドリバナ属の一種から抽出されたものであったことに由来します。

fortunei・・・・・スコットランドの植物学者で植物コレクターである Robert Fortune への献名

【主な種類と品種】

フジバカマの仲間は、こちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 6月頃に切り戻しをします。

植え付け

植え替え時に株分けしたものを春か秋に植えつけます。園芸店やホームセンターなどでは見る機会がなく、ネットを通じて購入する方が早道です。庭植えのほか、鉢やプランターで栽培することもできます。

庭に植えるときは、直径と深さが30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土、もしくは赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を等量に混ぜたものなどを使います。

ハゴロモフジバカマの花

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりとやや湿り気のあるところに植えつけます。夏の西日が長く当たるようなところは避けた方が賢明です。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、夏場は半日陰に置いて鉢が乾きすぎるのを防ぎます。

植え替え

庭に植えた場合は、3〜4年もすると株が混みあってきますので、株分けを兼ねて春又は花後に植え替えます。

鉢やプランターで育てる場合は、毎年植え替えた方が生育がよくなります。

日常の管理

鉢植えの場合は、水切れに注意します。

草丈が伸びすぎないよう、6月頃に切り戻しすると、草丈が低く抑えられ草姿がよくなります。

冬の管理

冬には地上部が枯れますので、冬が来たら地際から切り取っておきます。耐寒性が強いので、戸外で冬を越します。

ふやし方

植え替えのときに株分けして増やすことができます。

肥料

庭に植えた場合はほとんど必要ありません。

鉢やプランターに植えた場合は、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはありません。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。