ノラナ

ノラナの花
写真 'ブルーアイズ'
撮影時期 2006.6.18
栽培状況 苗購入後、鉢植え

科名

ノラナ科

属名

ノラナ属

学名

Nolana paradoxa

園芸分類

一年草、多年草

別名

ハイナス

原産地

チリー

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜6月

【ノラナについて】

ノラナは、ノラナ科ノラナ属の多年草です。和名をハイナスといいますが、ナス科の花に似た青紫系の花が咲きます。この属の中でよく栽培されているのは、チリ原産のパラドクサ(N. paradoxa)で、チリのベルフラワーとも呼ばれます。

以前は種苗会社のカタログに時々苗やタネが載っていましたが、最近は、さっぱり見かけなくなってしまいました。

【栽培メモ】

暑さ、寒さにあまり強くありませんが、上の写真は、「サカタのタネ」で購入して2年目になったときに写したものです。摘芯をせず放任したので、間延びした株になってしまいました。

タネから播いた場合、通常の春まきにしたところ、下の写真のように、花は咲いたものの貧弱な株となり、よい結果が得られませんでした。

次は、秋まきにしてビニールハウスに入れて育ててみたいと思っていますが、残念ながらタネが入手できません。また、苗も見かけなくなりました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ノラナの概要】

草丈

20〜30pほどです。

花径3〜5pで、青紫系の一重の花が咲きます。

ノラナの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや弱い

耐寒性はあまり強くありません。また、夏の高温多湿を嫌います。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 苗から1年だけ育てる場合:比較的やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:かなり難しい

※ タネから育てる場合:やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Nolana・・・・・ラテン語の nola(小さな鐘)が語源です。

paradoxa・・・・・「逆説的な」、「正常からかけ離れた」

【主な種類と品種】

以前の「サカタのタネ」のカタログに 'ブルーアイズ' という品種の苗が出ていました。他に 'ブルーバード' という品種もあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 摘芯を繰り返して、枝数を増やすと花がたくさん咲いて見映えがします。

植え付け

ノラナは高温多湿に弱いので、温暖地では、一般的な3月下旬〜4月に播くと十分に育たないうちに高温多湿の時期を迎え、結果がよくありません。2月下旬〜3月初めに播いて、フレームなどで育てます。寒地の場合は、3月下旬〜4月に播きます。

育苗箱やセルトレイにまき、覆土は2〜3mmとします。本葉が2〜3枚のころポットや小鉢に植え替え、本葉が4〜5枚のころに定植します。苗が大きくなってからの定植は、根が傷みますので遅れないようにします。

春に苗を購入したときは、根鉢を崩さないように植え付けます。

ノラナの花

植え場所・置き場所

一年草として扱うなら、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。

多年草として栽培するなら、高温多湿を嫌いますので、温暖地の場合は鉢植えにして、梅雨の雨を避け、夏は風通しのよい涼しいところで育てる方が無難です。

株間

25〜30pとやや広く取ります。

日常の管理

摘芯を繰り返して、枝数を増やすと花がたくさん咲いて見映えがします。繁殖は、挿し芽ができます。

冬の管理

耐寒性が弱いので、室内若しくは霜の当たらない軒下で管理します。

肥料

生育期間中に液肥を2週間に1回程度与えるか、緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にないようです。

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