ネモフィラ |
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【ネモフィラについて】 |
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ネモフィラは、アメリカ合衆国のカリフォルニア州などが原産のハゼリソウ科ルリカラクサ属の秋まき一年草です。 いずれの種類も丈夫で育てやすいですが、最もよく栽培されているのはルリカラクサ(瑠璃唐草)という和名のインシグニスブルーです。 この、インシグニスブルー は、メンジェシー(N. menziesii)の園芸品種と思っていましたが、どうも、そうではなく、本種の別名のようです。メンジェシーには、その他にも園芸品種の‘ペニーブラック' や変種(N. menziesii var. atomaria)で、スノーストームと呼ばれている種類などが栽培されています。 また、別種のマクラータ(N. maculata)は、モンカラクサという和名がついていますが、一般にはファイブスポットと呼ばれ、こちらもよく栽培されています。 いずれも寒さに強く、育てやすい草花です。そうしたことからでしょうか、'インシグニスブルー' が一面に植えられて観光スポットにもなっているところもあります。そこまで行かなくても、花壇に植えても、また、鉢やプランターに植えても手軽に楽しむことができます。 【栽培メモ】 インシグニスブルーをタネを播いて育苗し、花壇に植えて霜除けをせずに育てましたが、暖冬だったこともあり、寒さで傷むことはなく、2月中旬ころに咲き始めました。 また、‘ペニーブラック'を花壇に植えて、真冬は不織布でトンネルをしてみましたが、こちらもよく咲いてくれました。ファイブスボットも栽培は容易でした。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ネモフィラの概要】 |
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草丈 草丈は15〜20p程度で、庭植え、鉢植えともに適しています。 花 【主な種類と品種】を参照してください。 ファイブスポット(2020.4.4) 耐寒性・耐暑性
耐寒性は比較的強く、温暖地では露地で越冬します。ただし、−5度を下回ることのある地域は、霜よけが必要です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Nemophila・・・・・ギリシャ語の nemos(森、木立)+ philein(好む)が語源です。 menziesii・・・・・スコットランドの植物学者アーチボルト・メンジーズ(A. Menzies)への献名 atomaria・・・・・ラテン語の atmus (粒子、みじん)が語源です。 maculata・・・・・「斑点」、「しみ」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 苗の生育が早いので、定植は、株が大きくなりすぎないうちに済ませます。 タネまき 発芽適温が18〜20度ですので、9月下旬〜10月中旬ごろに播きます。覆土は、タネが隠れる2〜3oくらいにします。 直根性で移植を嫌うので直まきにするか、ポリポットに播くとしている例もありますが、必ずしもそうしなければならないというわけではありません。箱まきにして、発芽後本葉2〜3枚のころにポリポットに取って育てたところ問題なく育ちました。もちろん、ポリポットに直接播いて、発芽後、徐々に間引いて1本残してもかまいません。 ‘ペニーブラック’(2016.3.22) 植え付け ポリポットの鉢底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植しますが、苗の生育が早いので、株が大きくなりすぎないうちに済ませます。 花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。 植え付けの際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lと化成肥料を入れて、庭土を深さ20〜30cmほど耕してから植えつけます。 鉢やプランターで育てる場合は、年内から苗が出回りますので、これを植えれば手軽に楽しむことができます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。半日陰でもよく育ちます。 株間 秋まきの場合は、株がかなり大きくなってきますので、25p程度が適当です。 日常の管理 鉢植えの場合、あまり過湿にしすぎると根腐れを起こすことがあります。土の表面が乾いたら、たっぷりと与えるようにします。 スノーストーム(2016.3.7) 冬の管理 耐寒性がありますので、温暖地では花壇に植えても霜除け等は必要ありません。ただし、寒冷地は霜除けが必要です。 鉢やプランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などに移し、水やりは控えめにします。 肥料 肥料は控えめにします。多肥にしすぎると花つきが悪くなりますし、病気にかかりやすくなります。 花壇に植える場合は、植えつけ時に化成肥料を30gほど与えます。追肥の必要はありません。 鉢やプランターの場合も、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、3月以降株の状態を見て、必要なら、ときどき液肥を与えます。 病気・害虫 アブラムシが発生することがありますので、見つけたら早めに駆除しておきます。 |
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