ネモフィラ Nemophila spp.

ネモフィラの花
写真 ’インシグニスブルー’
撮影時期 2003.3.23
栽培状況 苗購入後、庭植え
科名・属名

ハゼリソウ科
ネモフィラ属

園芸分類

秋まき一年草

別名

コモンカラクサ
ルリカラクサ

原産地

カリフォルニア州

用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜4月

【ネモフィラについて】

ネモフィラは、カリフォルニア州原産のハゼリソウ科の秋まき一年草です。 'インシグニスブルー' がルリカラクサ(瑠璃唐草)という和名でおなじみですが、その他にもや‘ファイブスポット'や‘ペニーブラック'などもよく栽培されています。

いずれも寒さに強く、育てやすい草花です。また、小型ですので鉢やプランターでの栽培にも適しています。

栽培したところでは、タネを播いて育苗し、花壇に植えて霜除けをせずに育てましたが、寒さで傷むことはなく、2月中旬ころに咲き始めました。

【花の特徴と性質】

ネモフィラの花

草丈

草丈は15〜20p程度で、庭植え、鉢植えともに適しています。

【主な種類と品種】を参照してください。

耐寒性・耐暑性

耐寒性は比較的強く、暖地では露地で越冬します。ただし、寒地の場合は、霜よけをするか、春に定植した方が無難です。

学名の説明

Nemophila・・・・・ギリシャ語の nemos(森、木立)+ philein(好む)が語源です。

menziesii・・・・・スコットランドの植物学者アーチボルト・メンジーズ(A. Menzies)への献名です。

maculata・・・・・「斑点」、「しみ」

【主な種類と品種】

‘インシグニスブルー'
N. menziesii ‘Insignis Blue’

花径約2〜3pほどで、ブルーに底白が入ります。多花性で、ネモフィラの中でも最もポピュラーな品種です。

‘ペニーブラック'
N. menziesii ‘Pennie Black’

やや小さめの花で、黒に近い紫に白の覆輪が入ります。(写真:下から2枚目)

‘スノーストーム'
N. menziesii ‘Snow Storm’

白い花弁に暗紫の斑点が入ります。(写真:最下段)

‘ファイブスポット'
N. maculata ‘Five Spot’

白地に紫紺色の斑入る花で、これも多花性です。(写真:上から2枚目)

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

発芽適温が18〜20度ですので、9月下旬〜10月中旬ごろにまきます。覆土は、タネが隠れる2〜3oくらいにします。

直根性で移植を嫌うので、直まきにするか、ポットに播くとしている例もありますが、必ずしもそうしなければならないというわけではありません。箱まきにして、発芽後本葉2〜3枚のころにポリポットに取ってそだてたところ問題なく育ちました。もちろん、ポットに直接播いて、発芽後、徐々に間引いて1本残してもかまいません。

ネモフィラの花

植え付け

ポットに播いた場合は、鉢底に根が回ってきたら花壇やプランターなどに定植します。定植は、株が大きくなりすぎないうちに済ませます。

花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。

その後で、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lと化成肥料を入れて、庭土を深さ20〜30cmほど耕してから植えつけます。

プランターなどで育てる場合は、年内から苗が出回りますので、これを植えれば手軽に楽しむことができます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。半日陰でもよく育ちます。

株間

秋まきの場合は、株がかなり大きくなってきますので、25p程度が適当です。

日常の管理

鉢植えの場合、あまり過湿にしすぎると根腐れを起こすことがあります。土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにします。

冬の管理

耐寒性がありますので、暖地では花壇に植えても霜除け等は必要ありません。ただし、寒冷地は霜除けが必要です。

鉢やプランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などに移し、水やりは控えめにします。

ネモフィラの花

肥料

肥料は控えめにします。多肥にしすぎると花つきが悪くなりますし、病気にかかりやすくなります。

花壇に植える場合は、植えつけ時に化成肥料を50gほど与えます。追肥の必要はありません。

鉢やプランターの場合も、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、3月以降株の状態を見て、必要ならときどき液肥を与えます。

病気・害虫

アブラムシが発生することがありますので、見つけたら早めに駆除しておきます。

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