ディアスキア |
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【ディアスキアについて】 |
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ディアスキアはアフリカ南部原産で、この属の中では、クワ・ズール=ナタール州の夏の降雨地域にはインテゲリッマ(D. integerrima)やフェトカニエンシス(D. fetcaniensis)などの宿根草が多く、西ケープ州とナマクアランド州の冬の降雨地域には、主に一年生が多く見られるようです。 現在、出回っている品種のディアスキアの学名をみると バルベラエ(D. barberae )となっていて、これは一年草かと思っていましたが、ミズーリ植物園のページを見ると本種も宿根草のようです。 もっとも、最近流通している品種の多くは、ディアスキア属の種間交配種が多くなってきています。上の写真のコーラルローズ( 'Diamonte Coral Rose' )もハイブリッドです。 最近流通しているディアスキアについていえば、耐暑性はやや弱く、栽培環境がよければ夏を越して宿根草にもなりますし、一日中、日の当たるようなところに植えると、関東以西の温暖地では、夏越しはなかなか厳しいと言えます。 【栽培メモ】 極端な暑さ、寒さを嫌います。春先に苗を購入した株を花壇に植えていたら、花が咲き終わった後、夏が来る前に枯れてしまいました。温暖地で花壇に植えた場合は、一年草と割り切った方がよいと思われます。 その後、上の写真の 'コーラルコーズ'を秋にタネを播いて無加温のビニールハウスで苗を育て、プランターに植えて育てたところ、3月になると花が咲き始めました。その後、夏場、半日陰の涼しいところに置いてあったところ、半分程度の株が夏を越して秋に咲き出しましたので、大切に育てれば夏越しも可能と考えられます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ディアスキアの概要】 |
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草丈 20〜40pほどです。 花 花径2〜3pほどの花で、花色は赤、ピンク、白などがあります。今のところ、ピンク〜濃桃系の花をよく見かけます。 耐寒性・耐暑性
比較的耐寒性がありますが強い霜に当たると傷みます。また、夏の暑さと強い日差しが苦手です。 夏は半日陰の涼しいところで管理すれば、温暖地でも夏を越せるものもあります。 ただし、品種にもよるのかもしれませんが、株が大きくなると枯れることがよくあります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やや難しい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Diascia・・・・・ギリシャ語の dis(二つ)+ askos(袋)が語源です。 barberae・・・・・19世紀のイギリスの植物学者 Mary Elizabeth Barber への献名 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 花が終わったら、花茎を切り取ります。また、梅雨前に10cmほど残して切り戻しをします。 タネまき 秋にタネを播いて育てる場合、初期の苗の生育がゆっくりですのでフレームや簡易温室がないと育苗は簡単ではありません。そうした設備がなければ春に苗を買って育てた方が早道です。 発芽温度が20度ほどですので、温暖地では9月中旬〜10月上旬ごろに播きます。寒地は春播きとします。 育苗箱に清潔な用土を入れて播くか、ピートバンに播きます。覆土は2mm程度にします。 初期の苗の生育がゆっくりですので、本葉が3〜4枚のころに、まずは2号(6cm)ポットに植え替え、2号ポットの底に根が回ったら3号(9cm)ポットに植え替えて苗を育てます。 植え付け 秋にタネを播いて育てた場合は、3号ポットに根が回ったら鉢やプランターに定植します。外がまだ寒いときは、暖かくなるまでは鉢やプランターをフレームなどに置いて育てます。 花壇に植えるときは、春まで待って植え付けます。植え付けの際は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜ合わせてから植えつけます。 春先に園芸店やホームセンターなどに苗が出てきますので、これを購入して植えつけると簡単に育てられます。種苗会社のカタログにもよく載っています。 鉢植えの用土 鉢やプランターに植える場合は。市販の草花培養土あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20〜30pほどにします。 植え場所・置き場所 日当たりのよいところを好みますが、花壇に植える場合は、夏の強光線を避けられるところが最適です。比較的耐陰性があり、半日陰のところでもよく咲いてくれます。 鉢やプランターで育てる場合は、秋から春の間は、日当たりのよいところに置きます。 日常の管理 花が終わったら、花茎を切り取ります。また、梅雨前に10cmほど残して切り戻しをします。 適切に管理すれば新しい芽が出て秋に再び花が咲きますので、長く楽しむことができます。ただし、温暖地の場合は、開花した株の夏越しは厳しいと言えます。 夏を越すことができれば、9月下旬〜10月上旬に植え替えをします。 夏の管理 夏の高温多湿と強光から株を守るため、鉢やプランターは半日陰〜明るい日陰の涼しいところに移します。 冬の管理 十分に根を張っていないと軽い霜でも傷みますので、年内に花壇に植えつけたときは霜除けをします。 プランターなどに植えた株は、霜に当てないようにします。 また、秋にタネを播いて苗を育てる場合は、初期の生育がゆっくりで、冬が来るまでに定植できる苗に育てるのが難しいので、フレームやビニールハウスに入れて苗を育てます。そうした設備がないと、タネから育てることは難しいと言えます。 肥料 花壇に植えつけるときは、化成肥料を1u当たり50gほど施し、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜて植えつけます。 また、花期が長いので、生育期間中は、株の様子を見ながら定期的に追肥します。 鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、植えつけ後、1月ほどしたら冬場と夏場を除き、定期的に緩効性の固形肥料を追肥するか、又は液肥を2週間に1回程度追肥します。 調製した用土に植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、同様に追肥します。 病気・害虫 ハダニがつくことがあります。 |
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