トキソウ |
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【トキソウについて】 |
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トキソウは分布の広い湿原植物で、北海道から九州、朝鮮半島、などに分布していているラン科トキソウ属の多年草です。名前の由来は、鳥のトキからきています。タイリントキソウとは別種の植物で、属も異なります。 日本各地に分布していましたが、花が美しいことから自生地が乱獲されて、低地ではあまり見かけなくなったと言われています。 【栽培メモ】 そこそこよく育っていましたが、うっかりして冬場に水やりを忘れて株をダメにしてしたことがあります。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【トキソウの概要】 |
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草丈 15〜20pです。 花 淡い桃色の花で、この花色を鳥のトキに見立ててようです。やや濃い紅紫の花や下の写真のような白花もあります。 耐寒性・耐暑性
もともと全国の低地にも自生していたもので、耐寒性は強いです。ただし、夏の高温と強い日差しが苦手です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Pogonia・・・・・ギリシャ語の pogonias(ヒゲのある、芒のある)が語源です。 japonica・・・・・「日本の」 |
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【主な種類と品種】 |
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淡桃色の花をよく見かけますが、白花もあります。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 水切れさせないように管理します。 植え付け 新芽が出る前の2月中旬〜3月が植え付けの適期ですが、5月頃に園芸店やホームセンターなどで開花株が販売されていることがありますので、これを買って育てることも多いかと思われます。 庭植えには不向きで、浅めの平鉢に植え付けて育てます。 鉢植えの用土 水苔の単用、もしくは鹿沼土と軽石砂を7対3程度に混ぜ合わせた用土などを使います。 株間 4号鉢に10芽、5号鉢に15芽程度を目安にします。 置き場所 日当たりのよい場所に置きます。ただし、夏場は半日陰で管理します。 植え替え 植え替えは2年に1回を目安に行います。 時期は、新芽が出る前の2月中旬〜3月が適期です。 日常の管理 もともと湿原などに自生していたことからも、水切れをとても嫌いますので、絶対に水切れさせないようにします。 夏の管理 夏場は半日陰に、真夏は明るい日陰に置いて、葉焼けと鉢の乾燥を防ぐようにします。そうした場所が確保できないときは、遮光ネットを利用します。 夏場は乾燥しやすいので、水切れには特に注意が必要です。腰水栽培もできないことはありませんが、こまめに水を取り替える必要があります。水の取り替えを怠ると根が腐ってしまうことになります。 冬の管理 冬に水やりを止めてしまうと株が枯れてしまいますので、休眠期の冬場も鉢を乾燥させないように水やりを続けます。 耐寒性はありますが、強い霜に当たって鉢が凍結しないよう、軒下などに置くようにします。 ふやし方 植え替えのときに、株分けをして増やすことができます。 肥料 4月〜6月と9月下旬〜10月に、液肥を2週間に1回程度与えます。 病気・害虫 ヨトウムシやナメクジに葉を食べられることがあります。 |
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