タイリントキソウ |
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【タイリントキソウについて】 |
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タイリントキソウ(大輪鴇草)は、台湾原産のラン科タイリントキソウ属の球根性の多年草です。トキソウという名前は付いていますが、トキソウとは全くの別種です。小型の球根性のランで、花がとても美しいので昔から人気があります。 小型の植物ですので、まとめて植え込むと一段と見栄えがします。また、以外と丈夫ですので、適度に肥培管理すれば、まず枯れることなく毎年花を楽しむことができます。 なお、タイリントキソウ属には、本種のフォルモーサ(P. formosana)以外にも花の美しい種類がありますが、耐暑性が弱く温暖地では栽培が容易ではありません。 【栽培メモ】 思いのほか丈夫で育てやすく、栽培はそれほど難しくありませんでした。ただし、手を抜いて開花後の管理を怠ると、翌年に開花させるのが難しくなりました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【タイリントキソウの概要】 |
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草丈 花が終わると葉が展開しますが、15p程度になります。 花 紅紫のとても美しい花を咲かせます。5弁の花で、唇弁には切れ込みがあってフリルのようです。 耐寒性・耐暑性
耐暑性は比較的ありますが、強い日差しを避けるようにします。耐寒性は弱く、冬は室内に取り込む必要があります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Pleione・・・・・ギリシャ神話の Pleione(アトラスの妻)に由来します。 formosana・・・・・「台湾の」 |
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【主な種類と品種】 |
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紅紫色の花が一般的ですが、白花もあります。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 生育期間中は、水切れさせないように注意します。 植え付け ほとんどの種苗会社のカタログに載っていますので、これを購入して植えつけます。小型のラン科の植物ですので、鉢植えで育てます。 深植えは避け、半分から三分の二ほどバルブが見える程度の浅植にし、新芽が伸びる方向にスペースを確保しておきます。 鉢植えの用土 水苔あるいは鹿沼土と赤玉土を等量混ぜた用土を使います。私は、鹿沼土を主体にした用土に植え付けていましたが、問題なく育っていました。 株間 5〜6cmほどの間隔で植えつけます。4号鉢に3〜4球が目安です。 植え替え 毎年、2〜3月に植え替えます。植え替えのときに、古いバルブを取り除いて分球して植えつけます。 置き場所 植えつけから暖かくなるまでは、日当たりのよい室内などで育てます。また、開花後から5月中は、戸外で日の当たるところに移します。その後、夏が近づくまでは半日陰に置きます。 日常の管理 生育期間中の乾燥を嫌いますので、水切れさせないように注意します。 花後に親バルブの側面から新しい葉が伸びて、その根元に新しいバルブができます。翌年も花を咲かせるためには、このバルブを十分に太らせる必要があります。 夏の管理 夏の間は、日陰の涼しいところで育てます。特に真夏は日差しを避けるようにします。 休眠期の管理 葉の色が変わり始めたら、徐々に水やりを減らしていきます。葉が枯れると休眠期に入りますが、掘り上げずに、そのまま春の植え替え時まで育てます。 冬の管理 室内に取り込んで保管し、月に1回程度の頻度で軽く水やりします。水やりをせずカラカラにさせると、バルブが痩せ細ってしまいます。 ふやし方 植え替えのときに、分球して増やすことができます。 肥料 毎年花を楽しむには肥培管理が欠かせません。春に芽が出始めてから6月頃まで有機質肥料を定期的に置肥します。また、併せて、生育期間中に夏場を除き、2週間に1回ほど薄めの液肥を与えます。 病気・害虫 ナメクジの食害に注意します。 |
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