ツンベルギア・マイソレンシス

ツンベルギア・マイソレンシスの花
写真 ツンベルギア・マイソレンシス
撮影時期 2004.4.17
撮影場所 植物園にて

科名

キツネノマゴ科

属名

ヤハズカズラ属

学名

Thunbergia mysorensis

園芸分類

非耐寒性多年草

別名

マイソレンシスヤハズカズラ

原産地

インド南部

主な用途

鉢植え

花期

(未確認)

【ツンベルギア・マイソレンシスについて】

ツンベルギア・マイソレンシスは、インド南部が原産のキツネノマゴ科ヤハズカズラ属のつる性の非耐寒性多年草です。耐寒性が弱いので、植物園の温室などで見かけることがありますが、一般に栽培されることはまれです。

ヤハズカズラ属のつる性の多年草ではベンガルヤハズカズラがありますが、咲き方が異なっています。マイソレンシスは花茎が下に垂れて、蕾が大きくなると反り返ってきて花が咲きます。

【栽培メモ】

小さな苗を購入して鉢植えで育てていますが、今のところ生育は良好です。冬の間は室内に入れていましたが、特に問題なく冬を越し、2年目にどうにか花が咲いてくれました。もっとも、株が小さいので花はわずか2輪になりました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ツンベルギア・マイソレンシスの概要】

草丈

ツル性で10mほどに伸びるようです。鉢植えで育てていますが、1.5mほどのあんどん支柱に収まっています。

花茎が垂れてきて、反り返って花が咲きます。独特の形をした濃い黄色の花で、周囲は小豆色のツートンカラーです。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強いですが、夏の強い日ざしが苦手のようです。耐寒性はありませんが、室内に入れれば冬を越すことができます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Thunbergia・・・・・19世紀のスウェーデンの植物学者 Carl Peter Thunberg への献名

mysorensis・・・・・、「マイソール(インドの都市名)の」 

【主な種類と品種】

ヤハズカズラ属では、一年草のヤハズカズラや低木のツンベルギア・エレクタ、つる性のベンガルヤハズカズラなどが栽培されています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

耐寒性がないので、通常は、鉢植えで育てます。株が大きくなりますので、鉢も大きめの鉢が必要になります。

つる性で生育が旺盛ですので、鉢植えは大きめのアンドンを準備しておきます。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

置き場所

夏場を除き、日当たりのよいところに置いて育てます。

ツンベルギア・マイソレンシスの花

植え替え

生育が旺盛ですので、毎年植え替えます。時期は、十分暖かくなった4月下旬〜5月ごろが適当です。

古い用土を落とし、根を切り戻して一回り大きめの鉢に植え替えます。鉢が十分に大きくなって、同じ大きさの鉢を使うときは、古い土と根を多めに落として植え替えます。

日常の管理

暖かくなってくると、ツルの伸びが旺盛になりますので、順次支柱やネットに絡ませていきます。

夏の管理

夏の強い日ざしで葉焼けすることがありますので、夏が近づいたら半日陰に、また、真夏は明るい日陰に置くようにします。そうした方が、水やりの頻度も減らすこともできます。

冬の管理

耐寒性がないので、室内に取り込みますが、取り込む前に強剪定をしておきます。水やりは、控えめにします。

肥料

植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、月に1回程度、緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

葉の裏にアブラムシがつくことがあります。

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