ツバキ(種間交配種) |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【ツバキ(種間交配種)について】 |
||||||||||||||||
ヤブツバキとトウツバキを交配して生まれた園芸品種は、トウツバキの花が非常に豪華なものの枝が疎になって木が透けてしまうことを改良しようとしたこともその動機の一つだと聞いたことがあります。 日本のツバキの品種と比較すると花が大きく豪華な印象をうけますが、枝ぶりは日本のツバキに近い印象を受けます。 また、ヤブツバキと金花茶との交配種は、日本のツバキにない黄色の品種を目指して交配がなされています。また、金花茶は耐寒性が弱いので、寒さに強い黄色の花も目標にあるようです。 【栽培メモ】 ヤブツバキとトウツバキの交配種は、栽培が容易なことは日本のツバキと同様です。金花茶との交配種は、やや寒さに弱いようです。 【育て方は下へ ↓ 】 |
||||||||||||||||
【ツバキ(種間交配種)の概要】 |
||||||||||||||||
樹高 品種にもよりますが、放任するとかなり高くなります。もっとも、剪定により2〜3m程度に抑えることができます。 花 多くの品種は、大輪で花が豪華です。金花茶の交配種は、黄色の花が咲くツバキを目指して交配されたものです。 耐寒性・耐暑性
日本のツバキよりは耐寒性は少し弱いですが、温暖地では庭植えできます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Camellia・・・・・・17世紀のチェコの宣教師 G.J.Kamell への献名 hybrida・・・・・「雑種の」 |
||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
||||||||||||||||
※ 栽培は、一般的な日本のツバキとほぼ同様です。 栽培のポイント ※ 下のほうの枝が透けてきたら、花後に全体を切り詰めて仕立て直します。 植え付け 植え付けは、温暖地では、春は4月、秋は9月のどちらでも可能ですが、寒地では春に植え込みます。 花壇に植えるときは、苗木の大きさにもよりますが、通常は、根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢に植える場合は、赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥(腐葉土)を等量に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 寒さには比較的強いですが、できれば北風の当たらないところに植えると、春先に花が傷まなくてすみます。 また、水はけのよくないところに植えると十分な生育は望めません。日当たりのよいところは勿論、半日陰のところでも十分に花を付けます。 むしろ夏の強い西日が当たらないところが植え付け後の生育がよいようです。 鉢植えも日の当たりのよいところに置きますが、夏の西日は避けるようにします。半日陰に置いても差し支えはありません。 植え替え 鉢植えは、2〜3年したら根詰まりしてきますので、4月ごろに植え替えます。 鉢から抜いて、古い土を三分の一ほど落として、新しい用土に植えつけます。 日常の管理 終わった花は、そのまま落ちてしまいますが、中には、枝に挟まって落ちないものもありますので、そうした花は早めに取り除きます。 また、落ちた花をそのままにしておくと花腐れ病の原因になったりしますので、できれば取り除いておきます。 気に入った品種があれば、新枝の固まる7月上旬に挿し木で増やすことができます。 剪定 ヤブツバキと比較すると、年数がたつにつれて、上部で枝が傘状に枝が広がり、下のほうの枝が透けてきます。その場合は、全体を切り詰めて仕立て直します。 冬の管理 耐寒性はありますが、鉢植えは霜の当たらないところに移します。 肥料 鉢植えは4〜5月にお礼肥え、9月に追肥として、油粕と化成肥料を混ぜたものを施します。 庭植えの場合は、12月に寒肥を与える程度で、後はそれほど肥料を与えなくともよく育ちます。 病気・害虫 木に発生する病気は特にありませんが、花腐れ病が出ることがあります。また、チャドクガが発生して、葉を食いあらすことがありますので見つけ次第駆除します。そのままにしておくと葉が食い尽くされることがあります。 また、ルビーロウムシがつきやすい品種があります。 |
||||||||||||||||
このページのトップへ 一覧に戻ります。 |