ツバキ(種間交配種) Camellia hybrid

ツバキの花
写真 'ドクタークリフォード・パークス '
撮影時期 2011.4.10
栽培状況 庭植え
科名・属名

ツバキ科
ツバキ属

常緑広葉低木〜高木

カメリア

(園芸交雑種)

庭植え

3月〜4月

【ツバキ(種間交配種)について】

ヤブツバキとトウツバキを交配して生まれた園芸品種は、トウツバキの花が非常に豪華なものの、枝が疎になって木が透けてしまうことを改良しようとしたこともその動機の一つだと聞いたことがあります。

また、ヤブツバキと金花茶との交配種は、日本のツバキにない黄色の品種を目指して交配がなされています。

以前にヤブツバキとトウツバキなどの交配種を植えていたので、そうした品種を紹介しています。

栽培したところでは、ヤブツバキとトウツバキの交配種は、耐寒性、耐暑性そして栽培が容易なことは日本のツバキと同様です。金花茶との交配種は、未確認です。

【花の特徴と性質】

ツバキの花

樹高

品種にもよりますが、放任するとかなり高くなりますが、剪定により2〜3m程度に抑えることができます。

日本のツバキとトウツバキの交配種は花が豪華です。また、金花茶と日本のツバキとの交配種は、日本のツバキにない黄色の品種を目指して交配されたものです。

耐寒性・耐暑性

日本のツバキよりは耐寒性は少し弱いですが、暖地では庭植えできます。

【主な種類と品種】

'ドクタークリフォード・パークス '

トウツバキの‘クリムゾンローブ'とヤブツバキの‘クラマーズ・シュプリーム'の交配種で、極大輪の八重咲きです。

‘ロスクラーク'

サルウィンツバキとトウツバキ系園芸品種の‘ブッダ'の交配種で、やや蓮華咲きの極大輪です。(写真:下から2枚目)

‘バレンタインデー'

トウツバキの‘クリムゾンローブ'とヤブツバキの‘ティファニー'の交配種で、大〜極大輪の千重咲きです。(写真:上から2枚目)

‘リラ・ナフ'

ヤブツバキの‘アドルフオドソン'とトウツバキの‘クリムゾンローブ'の交配種でピンクの極大輪です。(写真:最下段)

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

植え付けは、暖地では、春は4月、秋は9月のどちらでも可能ですが、寒地では春に植え込みます。

花壇に植えるときは、苗木の大きさにもよりますが、通常は、根鉢の2倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢に植える場合は、赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥(腐葉土)を等量に混ぜたものなどを使います。

ツバキの花

植え場所・置き場所

寒さには強いですが、できれば北風の当たらないところに植えると、春先に花が傷まなくてすみます。

また、水はけのよくないところに植えると十分な生育は望めません。日当たりのよいところは勿論、半日陰のところでも十分に花を付けます。

むしろ夏の強い西日が当たらないところが植え付け後の生育がよいようです。

鉢植えも日の当たりのよいところに置きますが、夏の西日は避けるようにします。半日陰に置いても差し支えはありません。

植え替え

鉢植えは、2〜3年したら根詰まりしてきますので、4月ごろに植え替えます。

鉢から抜いて、古い土を三分の一ほど落として、新しい用土に植えつけます。

日常の管理

終わった花は、そのまま落ちてしまいますが、中には、枝に挟まって落ちないものもありますので、そうした花は早めに取り除きます。

また、落ちた花をそのままにしておくと花腐れ病の原因になったりしますので、できれば取り除いておきます。

気に入った品種があれば、新枝の固まる7月上旬に挿し木で増やすことができます。

剪定

ヤブツバキと比較すると、年数がたつにつれて、上部で傘状に枝が広がり、下のほうが透けてきます。その場合は、全体を切り詰めて、仕立て直します。

冬の管理

耐寒性はありますが、鉢植えは霜の当たらないところに移します。

ツバキの花

肥料

鉢植えは4〜5月にお礼肥え、9月に追肥として、油粕と化成肥料を混ぜたものを施します。

庭植えの場合は、12月に寒肥を与える程度で、後はそれほど肥料を与えなくともよく育ちます。

病気・害虫

木に発生する病気は特にありませんが、花腐れ病が出ることがあります。また、チャドクガが発生して、葉を食いあらすことがありますので見つけ次第駆除します。そのままにしておくと葉が食い尽くされることがあります。

また、ルビーロウムシがつきやすい品種があります。

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