セネシオ・ポリオドン

セネシオ・ポリオドンの花
写真 セネシオ・ポリオドン
撮影時期 2015.5.6
栽培状況 庭植え

科名

キク科

属名

ノボロギク(キオン属)

学名

Senecio polyodon

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

南アフリカ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

4月〜5

【セネシオ・ポリオドンについて】

セネシオ・ポリオドンは、南アフリカ原産のキク科ノボロギク属の宿根草です。このノボロギク属の仲間では、ダスティミラー(白妙菊)がよく知られていますが、このセネシオ・ポリオドンは、丈夫な宿根草で、小さな花が長い間咲いてくれます。

庭に植えると株が大きくなりますので、小さな花が賑やかに咲いてくれます。

【栽培メモ】

植えっぱなしでも手間がかからず、よく咲いてくれます。やや小さなプランターに植えていましたが、株がどんどん大きくなり庭植えにしました。

耐暑性はやや弱いようで、写真の株は花後に切り戻しをする作業が抜かったため、夏に蒸れて枯れてしまいました。昨今の温暖化の影響で高知の暑い夏が厳しすぎたようです。

夏を越して宿根してくれればいうことはなしですが、にぎやかに咲いてくれますので、一年草で終わっても損のない草花と言えます。

【育て方は下へ ↓ 】

【セネシオ・ポリオドンの概要】

草丈

60cmほどになります。

1cmほどのごく小さな一重の花で、花色は赤紫です。

セネシオ・ポリオドンの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い

耐寒性はありますが、耐暑性はそれほど強いとは言えません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

1年だけ花を楽しむ場合:やさしい

翌年も花を咲かせる場合:(温暖地では)やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Senecio・・・・・ senex(老人)に由来します。

polyodon・・・・・ギリシャ語の poly(多い)+ odon(歯)が語源です。

【主な種類と品種】

ノボロギク属(キオン属)には非常に多くの種類が含まれ、ツタギクと呼ばれるミカニオイデス(Senecio mikanioides )のほか、観葉植物のクライミングセネシオ(Senecio macroglossus )やグリーンネックレス(Senecio rowleyanus )などがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 花がひととおり終わったら、切り戻しておきます。

植え付け

植えつけは、春と秋のいづれでもかまいません。庭植えでも鉢やプランターでも栽培できますが、生育が旺盛なので、小さな鉢では窮屈になります。

セネシオ・ポリオドンの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。温暖地の場合は、午後は日陰になるようなところが最適です。強い西日が当たるようなところでは、夏越しが厳しくなります。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、夏場は半日陰に置いて、暑さと鉢が乾きすぎるのを防ぎます。

株間

株がかなり横に広がりますので、2株以上植えるときは30〜40cmほどにします。

日常の管理

花がひととおり終わったら、切り戻しをしてやります。この作業を行わないと、温暖地の場合は夏に蒸れて枯れやすくなります。

冬の管理

耐寒性がありますので、霜除け等は必要ありません

肥料

庭植えの場合は、それほど多肥にしなくても、よく生育します。

プランターなどに植えた場合は10日に1回程度液肥を与えるか緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはありませんが、開花後、夏の高温多湿で蒸れて枯れることがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。