シロタエギク(白妙菊) |
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【シロタエギクについて】 |
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シロタエギク(白妙菊)は、地中海沿海地方原産のキク科ノボロギク属の宿根草です。ただし、株が古くなると本来の色が失われてきますので、タネを播くか、もしくは、挿し芽で株を更新します。耐暑性はそこそこありますが、短命な宿根草と言えます。 「365花撰」ということで花の写真にしていますが、シロタエギクは、もっぱら美しい銀白色のビロード状の葉を鑑賞します。冬でも美しい葉を保ちますので、花が乏しい冬花壇にも最適です。寄せ植え材料としてもよく利用されます。 なお、本種とよく似た葉を持つものにシルバーレース(Tanacetum ptarmiciflorum)がありますが、こちらは別属でヨモギギク属になります。 【栽培メモ】 宿根草ですのでタネから育てると、翌々年によく咲きましたが、花が終わった後、夏には大半が枯れてしまいました。大株になると枯れやすくなるようです。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【シロタエギクの概要】 |
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草丈 50〜60pほどです。 花 写真のように黄色の花が咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強く露地で越冬できます。耐暑性もそこそこあります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Senecio・・・・・ senex(老人)に由来します。 cineraria・・・・・「灰色の」 |
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【主な種類と品種】 |
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シロタエギクはダスティミラーとも呼ばれます。ただ、同じダスティミラーという名前で呼ばれることもあるシルバーレースはタナセツム属で、葉がシロタエギクよりも繊細です。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 摘芯をして株張りをよくすると見栄えがよくなります。 タネまき 春まきは3月下旬〜4月中旬に、秋まきは9月下旬〜10月下旬に播きます。タネが細かいので育苗箱にバラまきし、覆土はごく薄くします。 発芽後、本葉が3〜4枚のころにポリポットに植え替え、育を育てます。 植え付け 本葉が6〜7枚になり、ポットの底に根が回った頃に花壇やプランターなどに定植します。 花壇に植え付けるときは、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れ、化成肥料も混ぜて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20〜25pほどにします。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよい場所を好みます。日陰に置くとせっかくの美しい葉の色が出ないことがあります。 日常の管理 摘芯をして株張りをよくすると見栄えがよくなります。 過湿を嫌うので、寄せ植えする場合は多湿を好む植物と一緒に植え込まない方が安全です。 花後になると株が乱れてきますので、思いきって切り戻しをしておきます。 秋まきにした場合、翌年の春には開花しない株もありますが、二年目の春には開花します。 冬の管理 耐寒性がありますので、戸外で冬を越します。 肥料 それほど多く必要としませんが、花壇に植える場合は、植え付け時に化成肥料を1u当たり50gほど入れて庭土とよく混ぜておきます。後は、暖かくなったら追肥をします。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、暖かくなったら2週間に1回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 アブラムシがつくことがあります。 |
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