シルバーレース

シルバーレースの花
写真 シルバーレース
撮影時期 2023.4.17
栽培状況 秋まき後、庭植え

科名

キク科

属名

ヨモギギク属

学名

Tanacetum ptarmiciflorum

園芸分類

多年草

別名

(特にありません)

原産地

カナリア諸島

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

5月

【シルバーレースについて】

シルバーレースは、北アフリカ原産のキク科ヨモギギク属の多年草です。葉色がよく似ているシロタエギクと間違えられることがありますが、シロタエギクはノボロギク属で別属になります。

ヨモギギク属には、ジョチュウギクやタンジー、マトリカリアなどが栽培されています。

シルバーレースはその名のとおりシルバーリーフの葉色が魅力で、寄せ植にもよく利用されます。初夏に白い花が咲きますが、花が咲くと夏越しが難しくなるため、つぼみを切り取ることが多いようです。

【栽培メモ】

秋にタネを播いて育てたところ、順調に育って、花壇に植えました。冬は、不織布でトンネルをして寒さをしのぎましたが、特に寒さで傷むことはありませんでした。

【育て方は下へ ↓ 】

【シルバーレースの概要】

草丈

30〜50pほどになります。

白花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや弱い

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Tanacetum・・・・・「不死」を意味します。

ptarmiciflorum・・・・・「くしゃみを引き起こす」

【主な種類と品種】

ヨモギギク属には、ジョチュウギクやタンジー、マトリカリアなどがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 葉色を長く楽しむなら、花を咲かせないようにします。

タネ播き

タネを播いて育てる場合、春播きは3月下旬〜4月、秋播きの場合は、9月下旬〜10月が適期です。向光性種子ですので、覆土はしないか、ごく薄くします。

発芽の生育は比較的ゆっくりですので、本葉が3〜4枚になったら、2.5号のポリポットに植え替えて苗を育てます。苗の状態では寒さに弱いので、秋播きした苗はフレームなどに入れて育てますす。

植え付け

タネから育てた場合は、ポットの底に根が回ったら花壇や鉢に植え付けます。もっとも、秋播きの場合は、年内に植え付けできるほどに生育させることが難しいので、翌春になります。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合は、春と秋は日当たりのよいところで育てます。長雨が続きそうなときは、雨のかからない軒下に移した方が安全です。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土、もしくは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

シルバーレースの花

株間

花壇に植える場合は、30pほどにします。

日常の管理

鉢やプランターで栽培するときは、過湿にならないように注意します。

株が古くなって下葉が枯れてきたら、思い切って切り戻しをして株の更新を図ります。

花が咲いた株は、夏越しが難しくなりますので、花を咲かせないようにつぼみのときに摘み取るようにします。

夏の管理

鉢やプランターで育てる場合は、半日陰の涼しいところで栽培します。

冬の管理

温暖地では霜除けをしなくても冬を越すことができますが、寒冷地では霜除けが必要になります。

肥料

花壇に植える場合は、植え込み時に化成肥料を1u当たり30gほど入れて庭土とよく混ぜておきます。後は、春と秋に緩効性の化成肥料を追肥していきますが、量は控えめにします。

鉢やプランターで育てる場合は、元肥のほかに春と秋に液肥を2週間に1回程度与えます。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

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