センニチコウ(千日紅) |
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【センニチコウについて】 |
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センニチコウ(千日紅)は、パナマやグアテマラ原産のグロボーサ種(G. globosa)とキバナセンニチコウと呼ばれるテキサスからメキシコ原産のハーゲアナ種(G. haageana)が栽培されています。名前は、花の寿命が長いことに由来すると言われていますが、いずれも水揚げがよく、また、花持ちがよいので、切花や秋のお彼岸のお供え用として大変重宝されています。 グロボーサ種とハーゲアナ種の違いですが、ハーゲアナ種は、本来は宿根草でグロボーサ種よりも大型で草丈も高くなります。もっとも、ハーゲアナ種も冬には枯れてしまいますので、この点は変わりありません。また、グロボーサ系は葉が広いですが、ハーゲアナ系は葉が細長いところが違っています。一般的には、グロボーサ種の方が品種も多く、よく栽培されています。 どちらも暑さに強く夏場もよく咲いてくれるうえに、花期が長く11月下旬まで花が楽しめます。特に、真夏も咲き続けますので、夏の花壇には貴重です。花の形がくずれないので、群植すると夏から秋の花壇が大変見事になります。 【栽培メモ】 タネから育てても、発芽、生育ともよく、育苗はすこぶる簡単でした。また、病害虫もほとんどなく、とても育てやすかったです。花壇にまとめて植えましたので、一段と見栄えがしました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【センニチコウの概要】 |
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草丈 一般に「センニチコウ」と呼んでいるグロボーサ系は、30〜50pほどです。 花 花径は1.5〜2.5p程度ですが、この部分は本当は苞(ほう)と呼ばれる部分です。 花色は、白、桃、紅紫などがあります。 耐寒性・耐暑性
耐暑性は強く、真夏も咲き続けます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Gomphrena・・・・・ヒユ科ヒユ属の古ラテン名 gomphaena に由来します。 globosa・・・・・「球形の」※ 花の形に由来します。 haageana・・・・・19世紀のドイツの植物コレクターの J. N Haage への献名 |
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【主な種類と品種】 |
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グロボーサ系の品種を紹介します。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 日当たりのよいところで育てます。 タネまき 発芽適温が高いので、4中旬〜5月上旬に箱播きにします。花期が長いので無理に早く播く必要はありません。覆土は、タネが隠れる程度にします。覆土が少しくらい厚めになっても特に問題はありません。 発芽後、本葉が3〜4枚になったところで3号のポットに植え替え、薄めの液肥を与えながら苗を育てます。 植え付け 本葉が6〜7枚になって、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。 花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。 植え付ける際は、1u当たり腐葉土(又はバーク堆肥)を10Lと化成肥料を50gほど入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20p程度とします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。 日常の管理 乾燥を嫌いますので、鉢やプランターで育てるときは、水切れにならないよう注意します。特に夏場は注意します。 花壇に植えた場合は、晴天が続いて地面が乾燥したときは水やりをします。 花がひととおり咲き終わったら切り戻しをしますが、時期があまり遅くならないようにします。その際、切り戻した後に、それぞれの枝に葉が残るような高さを目安にし、あまり短く切りすぎないようにします。 肥料 花壇に植える場合は、植えつけ時の施肥のほか、月に1回程度追肥をします。 鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、花期が長いので1か月に1回程度、緩効性の固形肥料を株元に置肥します。 病気・害虫 それほど大きな被害を与えるものはありませんが、たまに、ヨトウムシの害を受けることがあります。 |
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