センニチコウ(千日紅)

センニチコウの花
写真 ‘バイカラーローズ'
撮影時期 2008.8.3
栽培状況 春まき後、庭植え

科名・属名

ヒユ科
センニチコウ属

園芸分類

春まき一年草

別名

ゴンフレナ

原産地

熱帯アメリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜11月

【センニチコウについて】

センニチコウは、パナマやグアテマラ原産のグロボーサ種(G. globosa)とキバナセンニチコウと呼ばれるテキサスからメキシコ原産のハーゲアナ種(G. haageana)が栽培されています。名前は、花の寿命が長いことに由来すると言われていますが、いずれも水揚げがよく、また、花持ちがよいので、切花や秋のお彼岸のお供え用として大変重宝されています。

グロボーサ種とハーゲアナ種の違いですが、ハーゲアナ種は、本来は宿根草でグロボーサ種よりも大型で草丈も高くなります。もっとも、ハーゲアナ種も冬には枯れてしまいますので、この点は変わりありません。また、グロボーサ系は葉が広いですが、ハーゲアナ系は葉が細長いところが違っています。一般的には、グロボーサ種の方が品種も多く、よく栽培されています。

どちらも暑さに強く夏場もよく咲いてくれるうえに、花期が長く11月下旬まで花が楽しめます。特に、真夏も咲き続けますので、夏の花壇には貴重です。花の形がくずれないので、群植すると夏から秋の花壇が大変見事になります。

【栽培メモ】

タネから育てても、発芽、生育ともよく、育苗はすこぶる簡単です。また、病害虫もほとんどなく、とても育てやすいのはありがたいことです。まとめて植えると一段と見栄えがします。

【センニチコウの概要】

センニチコウの花

草丈

一般に「センニチコウ」と呼んでいるグロボーサ系は、30〜50p程度です。

花径は1.5〜2.5p程度ですが、この部分は本当は苞(ほう)と呼ばれる部分です。

花色は、白、桃、紅紫などがあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強く、真夏も咲き続けます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Gomphrena globosa

学名の説明

Gomphrena・・・・・ヒユ科ヒユ属の古ラテン名 gomphaena に由来します。

globosa・・・・・「球形の」 ※ 花の形に由来します。

haageana・・・・・19世紀のドイツの植物コレクターの J. N Haage への献名

【主な種類と品種】

バイカラーローズ

草丈80pほどで、桃紫色に中心が白い品種です。

ローズネオン

草丈50pほどで、濃い赤紫の花が咲きます。(写真:下)

クイスシリーズ

草丈50〜60pの高性種です。

バーディミックス

草丈15pほどで、花壇や鉢植えに向いています。

【育て方と栽培のポイント】

栽培のポイント

※ 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

タネまき

センニチコウの花

発芽適温が高いので、タネは4中旬〜5月に箱播きにします。花期が長いので無理に早く播く必要はありません。覆土は、タネが隠れる程度にします。覆土が少しくらい厚めになっても特に問題はありません。

発芽後、本葉が3〜4枚になったところで3号のポットに植え替え、薄めの液肥を与えながら苗を育てます。

植え付け

本葉が6〜7枚になって、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。

花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。

1週間ほどしたら、1u当たり腐葉土(バーク堆肥)10L、牛糞堆肥3Kg、化成肥料30gほど入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土でよく育ちます。

株間

20p程度とします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

日常の管理

乾燥を嫌いますので、鉢やプランターで育てるときは、水切れにならないよう注意します。特に夏場は注意します。

花壇に植えた場合は、晴天が続いて地面が乾燥したときは水やりをします。

センニチコウの花

肥料

花壇に植える場合は、植えつけ時の施肥のほか、月に1回程度追肥をします。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、花期が長いので1か月に1回程度、株元に置き肥をします。

病気・害虫

それほど大きな被害を与えるものはありませんが、たまに、ヨトウムシの害を受けることがあります。

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