センニチコボウ(千日小坊)

センニチコボウの花
写真 センニチコボウ
撮影時期 2016.9.24
栽培状況 庭植え

科名

ヒユ科

属名

ツルノゲイトウ属

学名

Alternanthera porrigens

園芸分類

宿根草

別名

アルテルナンテラ

原産地

南アメリカ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

9月下旬〜11月

【センニチコボウについて】

センニチコボウ(千日小坊)は、南アメリカ原産のヒユ科ツルノゲイトウ属の宿根草です。花自体は小さいですが、花の少なくなる秋に咲くのは貴重です。花が長持ちするので、長く楽しめます。

ところで、このセンニチコボウというのは、アルテルナンテラ・ポリゲンス(Alternanthera porrigens)の品種名のようですが、このポリゲンスに付けられた和名はないのか、はっきりしません。

最近、園芸店やホームセンターなどに顔を出すようになった‘若紫’という品種は、センニチコボウと同種ですが、学名のアルテルナンテラと呼ばれます。短日性ではなく開花は5月頃からになります。

【栽培メモ】

鉢植えにしていた株から根がしっかりと地中に伸びたので、そのままにしていたら、冬の寒さに枯れることなく、翌春に芽を出してきました。比較的耐寒性があるようです。

【育て方は下へ ↓ 】

【センニチコボウの概要】

草丈

園芸店やホームセンターなどでは、30cm程度の株が売られていますが、宿根すると翌年は1mほどになります。

赤紫色のとても小さな花が咲きます。ピンクの花が咲く品種もあります。

センニチコボウの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

耐寒性はあまりないようですが、関東以西の温暖地であれば、秋までに十分に根が張れば、地上部は枯れるものの春に芽吹いてきます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Alternanthera・・・・・ alterno(互生)+ anthera(葯)が語源です。

porrigens・・・・・「うろこ状の」、「うろこのある」

【主な種類と品種】

この属の品種として、‘若紫’という品種が出ています。(写真:下)

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 夏までに地面から15pほどのところで切り戻しておきます。

植え付け

9月頃から園芸店やホームセンターに苗が出てきますので、これを買って育てます。耐寒性があまりないので、通常は、鉢植えで育てますが、関東以西の温暖地であれば庭植えで育てることができます。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

センニチコボウの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢に植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

植え替え

冬を越した株は、4月頃に植え替えます。

日常の管理

短日植物ですので、9月になったら夜の照明が当たらないところに置きます。

2年目からは草丈が高くなり、放任すると草姿が悪くなりますので、夏までに地面から15pほどのところで切り戻しします。

花が終わるころには段々と寒くなってきますが、冬には地上部が枯れますので、花が終わったら切り戻しておきます。

冬の管理

耐寒性は強くないですが、関東以西の温暖地であれば、鉢やプランターを霜の当たらない軒下に置いておくと冬を越します。寒さが厳しい地域は、室内に取り込みます。

関東以西の温暖地で、庭植えにしている場合は、マルチをするなどして霜除けをしておきます。

肥料

植え付け、植え替え時に緩効性肥料を与えます。鉢植えの場合は、植え付け後1ヶ月ほどしたら、2週間に1回程度液肥を与えるか、緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

アオムシの食害に注意します。

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