ゼノビア |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【ゼノビアについて】 |
|||||||||||||||||||
ゼノビアは、北アメリカ東部原産のツツジ科ゼノビア属の落葉低木です。スズランの木と呼ばれることもありますが、スズランに似た小さな白花が枝先にたくさん咲きます。 なかなか美しい花木ですが、暑さに弱いため、関東以西の温暖地では、あまりよく育たないのが残念です。一方、寒い地域であれば、とても魅力のある花木と言えます。 ところで、スズランの木には2種類あって、本種のほかに オキシデンドルム(Oxydendrum arboreum)という学名の落葉高木もスズランノキと呼ばれています。紛らわしいので、本種をゼノビアと呼ぶ例が増えてきていますが、一般にはスズランの木として出回っていることも少なくありません。 【栽培メモ】 やはり、元気に木が成育するというところまで行きません。購入したときのように花が咲いてくれればと思いますが、香南市野市町周辺では、なかなか厳しいと言えます。 |
|||||||||||||||||||
【ゼノビアの概要】 |
|||||||||||||||||||
樹高 1〜1.5mになります。 花 スズランに似た小さな白花が枝先にたくさん咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強いですが、夏の強い日差しと高温を嫌います。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(関東以西の温暖地では)かなり難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Zenobia pulverulenta 学名の説明 Zenobia・・・・・3世紀のパルミラの女王ゼノビア(Zenobia)の名にちなんで名付けられています。 pulverulenta・・・・・「粉をかぶった」 |
|||||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
|||||||||||||||||||
‘ブルースカイ’という品種が出ています。 |
|||||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
|||||||||||||||||||
栽培のポイント ※鉢植えで育てる場合、夏場は、午前中少しだけ日の当たるようなところが最適です。 植え付け 木があまり大きくなりませんので、庭植えのほか、鉢植えでも楽しめます。もっとも、ゼノビアは、夏の高温が苦手ですので、温暖地の場合は、季節によって栽培環境を変えられる鉢植えの方が育てやすいと言えます。 通常は、4〜5月に開花株が園芸店やホームセンターなどに出回りますので、これを買って育てます。 庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えで育てる場合は、開花株はそのまま植え替え時まで育てます。植えられてる鉢が小さすぎるときは、根鉢をあまり崩さないようにして、一回りか二回り大きい鉢に植えつけます。 鉢植えの用土 鹿沼土、赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)を等量に混ぜた用土などを使います。 植え場所・置き場所 夏の強い日差しと高温を嫌いますので、風通しがよく、午後は日陰になるようなところに植えつけます。夏の西日が当たるようなところでは著しく木が弱り、枯れる原因になります。 鉢植えで育てる場合は、春と秋は日当たりのよいところ、もしくは半日陰で育てます。 いずれの場合でも、関東以西の温暖地では、夏を迎える頃には元気がなくなってきます。 植え替え 鉢植えで育てている場合は、2年に1回を目安に植え替えます。時期は、温暖地の場合は10月ごろに行います。 日常の管理 鉢植えで育てている場合は、夏場、乾燥させすぎないよう注意します。 剪定 伸びすぎた枝を花後に軽く切り戻しておきます。 夏の管理 鉢植えは、午前中少しだけ日の当たるようなところ、もしくは、明るい日陰に置くようにします。 冬の管理 冬になると葉が落ちますが、耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら暖かい日の午前中に軽く水やりをします。 肥料 庭植えの場合は、1〜2月に寒肥として有機質肥料を与えます。鉢植えの場合は、植えつけ、植え替え時に緩効性の化成肥料を与え、春先に追肥します。 病気・害虫 特にはないようですが、夏場に高温が続くと枯れることがあります。 |
|||||||||||||||||||
このページのトップに戻ります。一覧に戻ります。 |