スターチス |
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【スターチスについて】 |
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スターチスは、イソマツ科イソマツ属の秋まき一年草です。イソマツ属は、北アフリカ、西アジア、ヨーロッパに分布していますが、本種は地中海沿岸地域原産です。一般には、シヌアタ種とその園芸種が栽培され、ドライフラワーとしてよく利用されますので、ここではシヌアタ種を中心に記載しています。 ドライフラワーとして最適の花で、切り花としてよく利用されます。高知県東部ではハウス栽培でつくられていましたので、その点なじみの花です。最近は、トルコギキョウなどに押され、作付けが少なくなってきたようにも思います。 ところで、スターチスの花と思っているところは、実は花ではなく、苞と呼ばれる部分です。本当の花は、中心部の白や黄色のところです。 なお、スターチスはここで紹介している一年草のほかに宿根スターチスがありますが、形質や育て方が随分と異なりますので別に掲載しています。 【栽培メモ】 秋播きにして、冬の間、農ポリでトンネルをして栽培したところ、4月下旬に咲き始め、よく咲いてくれました。なお、最近は暖冬傾向ですので農ポリでなく、不織布でトンネルをしても冬を越すことができました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【スターチスの概要】 |
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草丈 80p〜1mほどになります。 花 花と思われているのは苞で、白、黄、ピンク、紫、青などの各色があります。花が終わっても苞は色あせせずに長く残りますのでドライフラワーとして利用されます。 耐寒性・耐暑性
比較的耐寒性がありますが、花壇に植えた場合は霜よけが必要です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Limonium・・・・・ギリシャ語の leimon(草原)に由来します。 sinuatum・・・・・「深い波状の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 冬に不織布などでトンネルをして育てると、梅雨が来る前に花が咲いてくれます。 タネまき 発芽適温は20度前後ですので、9月中旬〜10月上旬に箱まきにし、覆土はタネが隠れる程度に薄く覆土します。 発芽後、本葉が3〜4枚のころにポリポットに植え替えて苗を育てます。生育がよく育苗はごく簡単です。 植え付け 本葉が5〜6枚になってポリポットに根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。直根性のため、あまり遅くならないうちに定植します。 花壇に植える場合は、植え付け前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。 植えつけの際は、腐葉土(又はバーク堆肥)1u当たり10Lほど入れて、化成肥料と一緒に庭土とよく混ぜてから植え付けます。 秋や春に、園芸店やホームセンターなどで苗が売られていますので、これを買って鉢やプランターに植えつけると容易に花を楽しめます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。 株間 花壇に植えるときは25〜30pほどにします。60cmのプランターの場合は、3株ほど植え付けます。 日常の管理 鉢やプランターは、過湿にならないように水やりします。 ただし、冬に、乾燥させ過ぎると伸びが悪くなるので注意します。 草丈が高くなってくると倒れやすくなりますので、その場合は支柱を立てます。 冬の管理 スターチスは比較的耐寒性がありますが、花壇に植えた場合、霜に当たると傷んでしまいます。関東以西の温暖地では、不織布でトンネルをすれば寒さで傷むことはありませんし、梅雨どきまでに花を楽しむことができます。 寒さが気になるなら、農ポリでトンネル栽培する方法もあります。 鉢やプランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などに置きます。 肥料 花壇に植えた場合は、植え込み時に、化成肥料を1u当たり50gほど入れて庭土とよく混ぜておきます。追肥はほとんど必要ありません。 鉢やプランターの場合は、植えつけ時に緩効性肥料を与え、暖かくなったら液肥を月2〜3回与えます。 病気・害虫 雨が直接かかるとボトリチス病や菌核病が発生することがあります。これまで、それほどの被害にあったことはありませんが、発病したらベンレートなどを散布します。 また、アブラムシを見つけたら早めに駆除します。 |
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