ジュズサンゴ

ジュズサンゴ
写真 '絣'
撮影時期 2023.9.12
栽培状況 鉢植え

科名

ヤマゴボウ科

属名

リビナ属

学名

Rivina humilis

園芸分類

多年草(一年草)

別名

ハトペリー

原産地

中南米

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

6月〜10月

【ジュズサンゴについて】

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)は、中南米の熱帯地方原産のヤマゴボウ科リビナ属の多年草(一年草)です。白い小さな花が咲きますが、花よりも花の後にできる実を楽しみます。珊瑚色の実が数珠状につくことから、「数珠珊瑚」と名づけられたと言われています。

実は赤色のほかに写真のようなピンクもあり、白色からだんだんと変化していきます。夏から秋まで花が咲き、長く楽しめます。園芸品種の '絣' は、美しい斑入りの品種で、株がコンパクトで鉢植えにも向いています。

【栽培メモ】

夏場もかなり日が当たるところに植えつけましたが、大きなダメージを受けることはありませんでした。ただし、夏に植え付けたことから、庭植えでも根付くまでには、水やりをかなり頻繁にしないと株がすぐに弱ってしまいました。

斑入りの '絣' は、鉢植えにして夏場は半日陰に置いています。

【育て方は下へ ↓ 】

【ジュズサンゴの概要】

草丈

庭植えにすると1mほどにはなるようですが、切り戻しをすれば低く抑えることができます。鉢植えでは50cmほどになります。また、コンパクトな '絣' は30pほどに収まります。

小さな白い花が咲き、その後に白い実ができて、赤やピンクになっていきます。

ジュズサンゴの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強いですが、耐寒性はありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Rivina・・・・・18世紀のドイツの植物学者 August Quirinus Rivinus への献名

humilis・・・・・「低い」、「小さい」

【主な種類と品種】

実の色が赤のほかに桃玉の品種があります。また、最近、斑入りの品種で、株がコンパクトな '絣' が販売されています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 鉢植えの場合は、特に夏場に鉢土が乾きすぎないよう水やりに注意します。

植え付け

初夏から夏にかけて園芸店やホームセンターなどで苗が販売されていますので、これを買って育てます。ポット苗を買った場合、は早めに二回りほど大きな鉢に植え替えます。

花壇に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を4:3:3程度に混ぜたものなどが一例です。

ジュズサンゴの花

植え場所・置き場所

一年草と割り切って庭植えもできますが、その場合は、夏の直射日光を嫌うので半日陰に植えつけます。

鉢植えの場合は、夏場は半日陰、冬は室内に取り込みますが、それ以外は日当たりのよいところで育てます。

植え替え

冬を越した株の植え替えは、4月になって暖かくなって行います。

日常の管理

乾燥に弱いので、鉢植えの場合は、特に夏場に鉢土が乾きすぎないよう水やりに注意します。反対に冬場は水やりを控えます。

冬の管理

寒さに弱いので、鉢植えは室内に取り込みます。

霜に当たると地上部が枯れてしまいますが、温暖地の場合、霜除けを十分にしてやると、庭植えでも春に芽を出してくることがあります。

ふやし方

実を取っておき、春にタネを播いて育てることができます。

肥料

鉢植えの場合は、生育期間に2週間に1回程度液肥を与えるか、緩効性の固形肥料を2ヶ月に1回程度置肥します。

庭植えの場合は、やせ地でなければ特に必要ありません。

病気・害虫

特にはないようです。

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