シラユキゲシ

シラユキゲシの花
写真 シラユキゲシ
撮影時期 2007.3.25
栽培状況 庭植え

科名

ケシ科

属名

シラユキゲシ属

学名

Eomecon chionantha

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

中国東部

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【シラユキゲシについて】

シラユキゲシは、中国東部の湿った森林地帯などに自生するケシ科の宿根草で、清楚な一重の白花が咲きます。名前からすると、ひ弱なイメージがしないでもないですが、夏の暑さにも比較的強く、丈夫です。また、半日陰で湿った場所を好みますので、そうした場所で利用価値があります。

特徴としては、ひとところで育てるということができず、地下茎がよく伸びて、あちこちに芽を出しますので、そのことを考慮して育てる必要があります。

【栽培メモ】

温暖地はシラユキゲシの栽培環境にあまり適していないようで、増えすぎて困るというほどにはなりませんでした。もっとも、栽培はそれほど難しくはなく、思わぬところに芽を出してくれたりしました。

【育て方は下へ ↓ 】

【シラユキゲシの概要】

草丈

20〜30pほどです。

花径4pほどの白い一重の花が咲きます。

シラユキゲシの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

耐寒性は強く、また、耐暑性もかなりあります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Eomecon・・・・・ギリシャ語の eos(東)+ mekon(ケシ)が語源です。
※ 自生地が中国であることに由来します。

chionantha・・・・・ギリシャ語の chion(雪)+ anthos(花)が語源です。

【主な種類と品種】

特にはありません。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 日当たりのよい場所は避け、半日陰になるようなところで育てます。

植え付け

コンパクトな株立ちですので、庭植えはもちろん、鉢やプランターに植えて育てるのにも向いています。むしろ、庭植えにするとあちこちに顔を出すので、プランターに植えた方が後々の管理が楽かもしれません。

庭に植えるときは、深さ20〜30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

植わっている鉢が小さいときは、そのままでは根詰まりをしますので、鉢やプランターで育てる場合は、一回り又は二回り大きい鉢かプランターに植えつけます。

シラユキゲシの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

半日陰のやや湿ったところに自生していますので、庭に植える場合は落葉樹の下などが適しています。鉢やプランターで育てる場合も、半日陰に置いて育てます。

植え替え

根がよく伸びますので、鉢植えの場合は、毎年、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、株分けをして植え替えます。

日常の管理

地下茎がよく伸びて広がりますので、増えすぎたときは適宜取り除きます。ただし、温暖地では、増えすぎるということはなさそうです。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら暖かい日の午前中に軽く水やりをします。

ふやし方

地下茎が伸びて繁殖します。

肥料

庭植えの場合、やせ地でない限りそれほど必要としません。鉢植えの場合は、植え付け時に緩効性肥料を与えるとともに、生育期間中、時々液肥を与えます。

病気・害虫

特にありません。

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