シモツケ |
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【シモツケについて】 |
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シモツケは、日本の山野に自生するバラ科シモツケ属の落葉低木で、下野(しもつけ)、今の栃木県から出たのでこの名前が付いています。あまり大株にならず、毎年、美しい花が咲きます。 古くから知られていて、枕草子にもシモツケのことが出てきますし、江戸時代の古い園芸書にも取り上げられています。また、近年、花色や葉色に特徴のある魅力的な園芸品種も育成されていて、園芸店やホームセンターでも見かけることができます。 たまにウドンコ病が発生することがありますが、暑さ、寒さに強く、丈夫で育てやすい花木です。また、株がコンパクトにまとまりますので、ちょっとしたスペースにも向いています。 蛇足にはなりますが、シモツケソウ(Filipendula multijuga )はバラ科シモツケソウ属の宿根草で、まったく別の植物です。シモツケの別名のキシモツケは、木であることを言わんがためと思われます。 【栽培メモ】 以前にベニバナシモツケを、そして今は孔雀葉シモツケと源平シモツケを庭植えにしています。いずれも、あまりスペースを取らず、丈夫で、毎年、よく咲いてくれます。 なお、源平シモツケは、個体差なのか、白の花が大部分になっています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【シモツケの概要】 |
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樹高 あまり高くならず1m程度です。 根元から新しい枝が伸びるので叢状になります。 花 枝の先に、淡紅色の小さな花をたくさん付けます。 他に白花や紅と白花が咲き分けするものもあります。 シモツケ(2001.5.26) 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性があり全国で栽培できます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Spiraea・・・・・ギリシャ語の speira (らせん、輪)が語源です。 japonica・・・・・「日本の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 剪定は、花後に行います。 源平シモツケ(2011.6.4) 植え付け 植え付けは、落葉期の11〜12月か2〜3月に行います。土質は選びませんが腐食質に富む肥沃な土壌を好みますので、植え穴に腐葉土もしくはバーク堆肥を入れて、庭土によく混ぜて植えつけます。 植え場所 日当たりのよいところを好みますが、半日陰でも大丈夫です。 剪定 手を入れなくてもある程度自然に樹形が整いますが、伸びすぎた枝などがあれば刈り込んでおきます。時期は、花後から落葉後の2月ごろまでに行います。 コンパクトに仕立て直すときは、花後に全体を切り詰め、同時に古くなった枝を切り取ります。 また、4〜5年に1回、花後に地際近くから全体を強剪定して枝の更新を図ります。 孔雀葉シモツケ(2014.5.10) 肥料 冬の間に、寒肥を施しますが、あまり多く与える必要はありません。多肥にすると樹形が乱れやすくなります。 病気・害虫 カイガラムシやウドンコ病に注意します。 |
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