宿根イベリス |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【宿根イベリスについて】 |
||||||||||||||||
イベリスは、秋まき一年草のウンベラータのほか、多年草で白い花が咲くセンパーヴィレンス(Iberis sempervirens)もよく栽培されます。 センパーヴィレンスは、南ヨーロッパ原産でトキワナズナという別名でも呼ばれます。一年草のウンベラータが上に伸びるのに対し、這性で横に広がります。花が株を覆うように咲くので美しいものです。また、交雑種の 'ピンクアイス' は、花が淡いピンク色をしています。 比較的耐暑性があり、関東以西の温暖地でも夏越しができますが、交雑種の 'ピンクアイス' は、耐暑性が弱く温暖地では、夏越しが厳しいと言えます。 【栽培メモ】 センパーヴィレンスを西日の当たらないところに3株植えたところ、2株は夏を乗り切りましたので、耐暑性はそこそこあります。ただし、大株になったものは夏に枯れてしまいました。また、 'ピンクアイス' は耐暑性が少し弱いのか花後に枯れてしまいました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
||||||||||||||||
【宿根イベリスの概要】 |
||||||||||||||||
草丈 15〜30pほどです。 花 【主な種類と品種】を参照してください。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強いですが、耐暑性はあまり強くありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:比較的やさしい〜やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Iberis・・・・・・スペインのイベリア半島に因みます。 sempervirens・・・・・「常緑の」 |
||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 鉢植えは、花後は半日陰の涼しいところ、夏は明るい日陰で育てます。 植え付け 通常、ポット苗が春に園芸店やホームセンターなどで売られていますので、これを買って花壇やプランターに植え付けます。 花壇に植える場合は、酸性土壌を嫌いますので、苦土石灰を施してから植えます。 関東以西の温暖地の場合、季節によって栽培環境の変えられる鉢やプランターで育てた方が夏越しがしやすくなります。株が横に広がりますので、底の浅い8号程度の丸形のプランターが適しています。 鉢植えの用土 赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライト(軽石砂)を5:3:2程度に混ぜた用土などが一例です。 株間 花壇に植える場合は20pほどにします。 植え場所・置き場所 鉢やプランターは、秋から春は日当たりのよいところに置きます。 花壇に植える場合は、夏の西日が当たるようなところに植えると夏越しが難しくなります。 植え替え 夏を乗り切った株は、秋に新しい用土で植え替えをします。 日常の管理 花後に切り戻しをしておきます。庭植え、鉢植えのいずれの場合も、関東以西の温暖地では、センパーヴィレンスの大株は、切り戻しをせずそのままだと花後に枯れてしまうことが多くなります。 夏の管理 夏の高温多湿を嫌いますので、夏が近づいたら鉢やプランターは半日陰の涼しいところに、真夏は明るい日陰に置きます。 'ピンクアイス' は、涼しいところに置いても、関東以西の温暖地では花後に枯れてしまうことが多く、夏越しは難しいと言えます。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。 肥料 春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 アブラムシが付くことがあります。また、夏場、株が蒸れて枯れ込むことがあります。 |
||||||||||||||||
このページのトップへ 一覧に戻ります。 |