宿根アサガオ

宿根アサガオの花
写真 ‘オーシャンブルー'
撮影時期 2015.8.26
栽培状況 庭植え

科名

ヒルガオ科

属名

サツマイモ属

学名

Ipomoea indica

園芸分類

宿根草

別名

ノアサガオ、琉球アサガオ

原産地

日本〜熱帯アジア

主な用途

庭植え

花期

7〜11月

【宿根アサガオについて】

宿根アサガオは、以前から栽培されてきましたが最近の緑のカーテンづくりがブームのようになって、その素材の一つとしてよく利用されるようになってきました。もっぱら栽培されいるのはインディカ種の 'オーシャンブルー' という園芸品種です。

一年草のアサガオと比較すると、ツルの伸びが格段に旺盛ですし、花も遅くまで咲きます。また、繁殖力が旺盛ですので植える場所には注意が必要です。

【栽培メモ】

庭植えにして、生垣のレッドロビンに這わしてみましたが、どんどんと伸びてよく咲いていました。残念ながらレッドロビンが、ごま色斑点病もしくは褐斑病で全滅したので、一緒に処分してしまいました。

なお、最近の温暖化の影響で、特段の霜除けをしなくても冬を越していました。

【育て方は下へ ↓ 】

【宿根アサガオの概要】

草丈

つるの伸びが大変旺盛で、10mを軽く超えるほどです。

【主な種類と品種】を参照してください。

宿根アサガオの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

暑さに負けず、夏から秋まで長く咲いてくれます。比較的耐寒性もあり、庭植えで冬を越していました。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい(ネットなどの準備や誘引作業が必要)

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Ipomoea・・・・・ギリシャ語の ipo(イモ虫)+ homoios(似た)が語源です。
※ コイルのような花蕾に由来しています。

indica・・・・・「インドの」

【主な種類と品種】

'オーシャンブルー'

宿根アサガオの定番品種です。朝は青紫で、午後になるとだんだん赤紫に変化していきます。

'メイプルバイオレット'

もみじ葉の宿根アサガオです。花色は薄紫です。

'ケープタウンスカイ'

朝はスカイブルーで、午後になると桜色に変化します。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 宿根アサガオのツルの伸びはとても旺盛ですので、ネットなどは丈夫なものを準備します。

植え付け

4〜5月ごろからポット苗が園芸店などに出てきますので、これを買って植えつけます。ツルの伸びが旺盛なため、庭植えもしくは大型のプランターに植えた方が存分に楽しめます。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と化成肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

短日植物ですので、夜、照明で明るくなる場所は避けるようにします。

宿根アサガオの花

植え場所

日当たりと水はけのよいところに植えつけます。できれば、夏の乾燥を防ぐ意味から、株元が日陰になるようなところがあれば最適です。

繁殖力が強ので、庭植えの場合は、増えすぎて困ることのない場所を選びます。

日常の管理

気温が上がってくると、つるがどんどんと伸びていきますので、ネットなどは早めに準備しておきます。宿根アサガオは、ツルの伸びが旺盛なので、ネットなどは丈夫なものでないと、途中で支えきれなくなる恐れがあります。

ツルが伸び始めたら、下のほうが透けてしまわないよう、横方向に誘引していきます。

暑くなってくるにつれて花がたくさん咲くようになりますので、あまり高いところは無理としても、終わった花を取り除くと見た目がきれいになります。

冬の管理

冬が来たら、地上部を地際から切り取り、マルチをするか盛り土をしておきます。

肥料

庭植の場合は、肥料は必要としません。

大型のプランターに植え付ける場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を鉢土に混ぜて植え付け、後は、定期的に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

葉や花をアオムシやヨトウムシに食べられることがあります。また、オンシツコナジラミは、早めに駆除しておきます。

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