サクララン

サクララン
写真 サクララン
撮影時期 2016.9.3
栽培状況 鉢植え

科名

ガガイモ科

属名

サクララン属

学名

Hoya carnosa

園芸分類

常緑ツル性低木

別名

ホヤ・カルノーサ

原産地

東〜東南アジア

主な用途

鉢植え

花期

8月〜9月

【サクラランについて】

サクラランは、中国東部、日本、マレーシア、台湾、ベトナムなどが原産のカガイモ科サクララン属のひとつです。つる性低木で、栽培も比較的容易なことから、サクララン属の中では最もよく栽培されています。

名前の由来は、きれいなサクラ色の花が咲くことと、葉がランに似ているからだと言われています。ホヤ・カルサーノと呼ばれることがあります。

斑入りのサクラランは、肉厚の葉に白い斑が入ることから、花がないときは観葉植物としても楽しむことができます。

【栽培メモ】

春に小さなポット苗を購入して育てたところ3年目でようやく咲きました。あんどん仕立てにする必要はありますが、過湿に気をつければ栽培は特に難しくなく、生育も良好です。

【育て方は下へ ↓ 】

【サクラランの概要】

草丈

つる性ですのでアンドン仕立てにしますが、支柱の高さは、大きくなっても1mほどには収まりそうです。

花色は、その名のとおりきれいな桜色です。一つの花は花径が1.5cmほどですが、まとまって咲きます。

サクララン

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い(直射光を嫌います)

耐暑性は強いですが、耐寒性はありません。最低5度は必要です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Hoya・・・・・イギリスの園芸家 Thomas Hoy への献名

carnosa・・・・・「肉質の」

【主な種類と品種】

フイリサクララン

葉に斑が入る品種です。

コンパクタ

節間がつまり、葉がよじれたような品種です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 過湿に弱いので、鉢土の表面がよく乾いてから水やりをします。

植え付け

耐寒性がないことと過湿に弱いので、鉢での栽培になります。また、ツル性ですので、あんどん支柱に絡ませながら育てます。

苗は、春に園芸店やホームセンターなどで見かけますので、これを買って植え付けます。ほとんどの場合、小さなポット苗に植えられていますので、この場合は、まずは5号又は6号程度の鉢に植えつけます。

鉢植えの用土

多肉植物用の用土など水はけのよいものを使います。私は、鹿沼土、赤玉土、バーク堆肥を等量に混ぜた用土を使っていますが、特に問題なく育っています。

サクララン

置き場所

秋から春は、日当たりのよいところに置きます。日当たりが悪いと花付きが悪くなります。梅雨時や長雨の続きそうなときは、雨のかからないところに移した方が安全です。

植え替え

2年に1回程度、5月ごろに植え替えます。枯れた根を取り除く程度にして、一回り大きい鉢に植えつけます。

植え替えをしないで、そのままにしておくと花が咲かなくなってしまいます。

日常の管理

過湿に弱いので、鉢土の表面が乾いてから水やりをします。

暖かくなってくると、つるが伸びてきますので、順次、支柱に誘引してやります。

剪定

サクラランは、一度咲いたところに毎年花を付けますので、花の咲いたツルはできるだけ切らないようにします。

もっとも、長く伸びてきたツルに、順次、花が咲くようになりますので、それほど神経質になる必要はありません。

夏の管理

夏の強光に当てると葉焼けしますので、直射日光を避け、明るい日陰に移します。

冬の管理

耐寒性がないので、冬は、室内の暖かいところに置きます。水やりはごく控えめにし、鉢土が十分に乾いてから軽く水やりします。

ふやし方

挿し芽で増やすことができます。5〜7月ごろに、3節くらいの長さに切って、鹿沼土やバーミキュライトなどに挿します。

肥料

成育期間中、緩効性の固形肥料を定期的に置肥するか、月に2〜3回液肥を与えます。

病気・害虫

カイガラムシが付きやすいので、見つけたら早めに歯ブラシなどを使ってこすり落としておきます。

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