コバノズイナ

コバノズイナの花
写真 コバノズイナ 'サライブ'
撮影時期 2010.5.15
栽培状況 庭植え

科名

ズイナ科

属名

ズイナ属

学名

Itea virginica

園芸分類

落葉低木

別名

アメリカズイナ

原産地

北アメリカ東部

主な用途

庭植え

花期

5月

【コバノズイナについて】

コバノズイナは、北アメリカ東部原産のズイナ科ズイナ属の落葉低木で、花がボトルブラシのようになっています。また、温暖地でも秋の紅葉が美しいことも特徴のひとつです。

日本の近畿地方以西、四国、九州にはズイナ(I. japonica)が自生していますが、コバノズイナの方が樹形がコンパクトで、園芸として一般に植栽されるのは、こちらの方です。なお、ズイナ(随菜)という和名は、若葉を食用にすることからと言われています。

【栽培メモ】

庭植えにしていますが、あまり場所を取らず、丈夫で育てやすい花木です。また、木が小さいうちから花が咲いてくれました。

【育て方は下へ ↓ 】

【コバノズイナの概要】

樹高

1〜1.5m程度で、あまり高くなりません。

ボトルブラシのようになった花がやや下向きに咲きます。花は白花です。

コバノズイナの花

‘サライブ’(2010.5.15)

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があり丈夫です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Itea・・・・・ギリシャ語の itea(ヤナギ)が語源です。葉の形が似ていることから転用されたものです。

virginica・・・・・「バージニア州の」

【主な種類と品種】

サライブ
(Sarah Eve)

白花ですが花の基がやや赤みがかっています。

ヘンリーガーネット

樹高1mほどの白花です。

ロングスピア
(Longspire)

白花です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 剪定は花後に行います。

植え付け

比較的コンパクトな樹形ですので、鉢植えでもある程度までなら育てられないことはありません。もっとも、庭植えに向いていますし、その方が手間がかかりません。植え付けの時期は、11〜12月、もしくは2月下旬〜3月中旬頃が適期です。

庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土もしくはバーク堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

植え付けた後はたっぷり水やりをして、苗木が風でぐらつかないように支柱を立てておきます。

コバノズイナの花

‘ヘンリーガーネット’(2023.5.10)

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢に植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

剪定

剪定は花後に行います。伸びすぎた枝を切り詰めるとともに、花付きの悪くなった枝を元から切ります。

数年したら、強剪定をしてコンパクトに仕立て直すとあまり場所を取りません。

肥料

庭植えの場合は、1〜2月と花後に施肥します。肥料は少なめでよく、油カスに骨粉を3割程度混ぜたものを根元に撒いてやります。

鉢植えの場合は、春先と花後に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にありません。

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