コツラ |
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【コツラについて】 |
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コツラは、南アフリカ原産のキク科コツラ属の春まき一年草(多年草)です。比較的新しく栽培され始めたためなのか、古い園芸図書などには出ていません。 この属の中のバルバータ種は、長い花茎が伸びて、その先に黄色の花が咲きます。園芸店などで、花ホタルという名前でも売られています。 一方、コツラ・コロノピフォリアは、這性で葉がバルバータ種と比較すると堅くごつごつしています。また、ギンバカゲロウソウ(銀葉陽炎草)と呼ばれる匍匐性の品種は、灰白色の葉が美しい種類で寄せ植えなどにも利用されます。 【栽培メモ】 コツラ・コロノピフォリア(写真:最下段)のタネが国華園から出ていましたので、播いてみたところ、それほど問題なく育って、よく咲いてくれました。もっとも、花壇に植える場所がなかったのでプランターで育てましたが、這性で横に広がりますので花壇に植えると、なお、よかったのかなと思いました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【コツラの概要】 |
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草丈 15pほどです。 花 長い花茎が伸びて、その咲きに花径1〜1.5pほどの黄色の花が咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は比較的ありますが、耐暑性はそれほどありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Cotula・・・・・ギリシャ語の kotyle(小さなカップ)が語源です。 barbata・・・・・「ヒゲのある」、「長い軟毛のある」 coronopifolia・・・・・「カラクサナズナ属(Coronopus)のような葉を持つ」 hispida・・・・・「剛毛のある」、「刺毛のある」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ バルバータは鉢やプランターで、コロノピフォリアは花壇にも向いています。 タネまき コロノピフォリアは、タネから育てることができます。発芽適温が15〜20度ですので、9月下旬〜10月中旬にまきます。 育苗箱に播き、ごく薄く覆土をします。発芽まで時間がかかる場合がありますので、その間、底面吸水又は霧吹きをして水分を保ちます。 発芽後、本葉が2〜3枚のころにポリポットに植え替えて苗を育てます。 植え付け タネから育てた株は、ポリポットの底に根が回ったら定植します。バルバータ種は株があまり大きくならず、また、暑さに弱いので花壇に植えるよりも鉢やプランターでの栽培に向いています。 一方、コロノピフォリアは、横に広がりますので花壇にも向いています。 春にバルバータの苗が園芸店やホームセンターなどに出ていますが、ポット苗を買った場合は、早めに大き目の鉢やプランターに植え替えます。 鉢植えの用土 市販の園芸用培養土に軽石砂あるいはパーライトを2割ほど加えた用土などを使います。 コロノピフォリアは、軽石砂やパーライトを入れると乾燥しすぎますので入れる必要はありません。 株間 20cmほどにします。 置き場所 日当たりを好みますので、秋から春は日当たりのよい場所に置きます。 その一方で、暑さを嫌いますので、夏は極力風通しのよい半日陰に置きます。ただし、一年草タイプのものは夏には枯れてしまいます。 日常の管理 多湿を嫌いますが、コロノピフォリアは逆に乾燥を嫌いますので十分に水やりをします。 終わった花はこまめにつみ取ります。 冬の管理 耐寒性はありますが、鉢やプランターは霜の当たらない軒下などに置き、水やりは控えめにします。 肥料 花壇に植える場合は、植え付け時に化成肥料を1u当たり30gほど入れ、後は株の状態を見て、必要なら追肥として3月に化成肥料を株元に少し施します。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、暖かくなったら2週間に1回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 特にはないようです。 |
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