ゲイソリザ |
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【ゲイソリザについて】 |
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ゲイソリザは、南アフリカのケープ地方南西部原産のアヤメ科ゲイソリザ属の秋植え球根です。南アフリカには園芸的に価値のあるアヤメ科の球根が数多くありますが、ゲイソリザもその中の一つです。 秋植え球根の中でも、とりわけ小さい球根ですが、球根というよりもタネに近い形状ですので、丁寧に取り扱う必要があります。また、いずれの種類も草丈が低いことと、半耐寒性で庭植えができないことから鉢植えで育てます。 さほど流通していないため、あまり栽培されることがありませんが、花色が多彩でとても魅力のある球根と言えます。 【栽培メモ】 鉢植えにして、冬は霜の当たらない軒下で育てたところ、冬を越してよく咲いてくれました。ただし、球根がとても小さいので、球根を掘り上げてからの保管をきちんとしなかつたため、行方不明になってしまったことがありました。 品種にもよりますが、タネを採って播いても、比較的容易に育てることができます。上のモナンサの写真は、タネを播いて2年目の春の状況です。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ゲイソリザの概要】 |
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草丈 線条の茎が伸びて15〜20pほどになります。 花 細く伸びた花茎に花径3pほどの6弁の花を咲かせます。 花色はブルー系統が多いようですが、色彩は変化に富んでいて、美しいブルーの花色や複色花の花色はとても魅力があります。 スプレンディディッシマ(2022.3.25) 耐寒性・耐暑性
半耐寒性で、耐寒性はさほど強くありません。夏は休眠します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Geissorhiza・・・・・ギリシャ語の geisson (タイル) + rhiza (根)が語源です。 radians・・・・・「射出の」 monantha・・・・・「一花の」 splendidissima・・・・・「もっとも輝いている」 tulbaghensis・・・・・南アフリカの西ケープ州にあるトゥルバーグ(Tulbagh)という地名に由来します。 inaequalis・・・・・「不揃いの」 inflexa・・・・・「内側に曲がった」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 球根が小さいので、丁寧に取り扱います。 ※ 耐寒性がやや弱いので、鉢植えにして霜に当てないようにします。 植え付け 耐寒性がそれほど強くないので、鉢で栽培します。また、ゲイソリザは球根も小さいですが、葉も線条で小さく他の草花に負けてしまうので鉢植えが適しています。 植えつけの時期は、10月上旬〜10月下旬が適期です。 鉢植えの用土 水はけのよい用土を使います。赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥を4:3:3程度に混ぜた用土に植えていますが特に問題なく育っています。 インフレクサ(2024.4.1) 植え付けの深さ 球根の深さは2〜3p程度にします。 株間 5〜6号鉢に10球程度が適当です。 置き場所 日当たりのよいところに置いて育てます。 植え替え 毎年又は2年に1回は植え替えをします。できれば、毎年植え替える方が結果が良いです。植え替えの適期は、植えつけ時と同じです。 日常の管理 過湿にならないよう注意し、生育期は土の表面が乾いてから与えるようにします。 冬の管理 関東以西の温暖地では霜の当たらない軒下に置けば大丈夫です。ただし、特に寒さの厳しい日は、室内に取り込んだ方が安全です。それ以外の地域は、冬は室内で育てます。 水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら暖かい日の午前中に軽く水やりをします。 休眠期の管理 6月ごろには葉が枯れてきて休眠期に入ります。葉が枯れてきたら球根を掘り上げます。 掘り上げる時期を失したときは、雨の当たらないところに置いて秋まで保存します。10月になったら掘り上げて、すぐに植え付けます。 植え替えをしない場合は、葉が枯れ始めたら水やりを止め、雨のかからない日陰に置いて秋まで保管します。 ツルバキエンシス(2020.3.18) ふやし方 分球して増やします。種類にもよりますが、1年間育てると、とても小さな球根がたくさんできるものがありますので、大事に育てるとたくさん増やすことができます。 そのほか、少し手間はかかりますがタネを採って実生で増やすことができます。 肥料 植えつけ時に緩効性の化成肥料を与えます。 後は、春になったら固形肥料を置き肥をするか2週間に1回程度液肥を与えます。 病気・害虫 アブラムシが付くことがあります。 |
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