ゲイソリザ Geissorhiza spp.

ゲイソリザの花
写真 ゲイソリザ・モナンサ
撮影時期 2017.4.12
栽培状況 鉢植え
科名・属名

アヤメ科
ゲイソリザ属

園芸分類

半耐寒性秋植え球根

別名

(特にありません)

原産地

南アフリカのケープ地方南西部

用途

鉢植え

花期

3〜5月

【ゲイソリザについて】

南アフリカにはアヤメ科の球根が数多くありますが、ゲイソリザもその中の一つです。

半耐寒性の小球根で、草丈が低く鉢植えで楽しむのに適しています。さほど流通していないため、あまり栽培されることがありませんが、花色が多彩で、特にブルー系の花色はすばらしく、なかなか魅力のある球根です。

栽培したところでは、充実した球根を適期に植えて、軒下で育てれば冬を越して、よく咲いてくれます。ただし、球根がとても小さいので、球根を掘り上げてからの保管をきちんとしなかつたため、行方不明になってしまったことがありました。

品種にもよりますが、タネを採って播いても、比較的容易に育てることができます。上のモナンサは、タネを播いて2年目の春の状況です。

【花の特徴と性質】

ゲイソリザの花

草丈

線条の葉が伸びて15〜20pほどになります。

細く伸びた花茎に花径3pほどの6弁の花を咲かせます。

花色はブルー系統が多いようですが、色彩は変化に富んでいて、美しい複色花はとても魅力があります。

耐寒性・耐暑性

半耐寒性で、耐寒性はさほど強くありません。夏は休眠します。

学名の説明

Geissorhiza・・・・・ギリシャ語の geisson (タイル) + rhiza (根)が語源です。

radians・・・・・「射出の」

monantha・・・・・「一花の」

splendidissima・・・・・「もっとも輝いている」

tulbaghensis・・・・・18世紀の南アフリカケープ州のオランダ人知事 Tulbagh に因みます。

inaequalis・・・・・「不揃いの」

inflexa・・・・・「内側に曲がった」

【主な種類と品種】

ラディアンス
G. radians

濃紫色の盃状の花で、底が赤いユニークな色彩を持っています。ゲイソリザを育てるなら、この花は外せません。(写真:上から2枚目)

モナンサ
G. monantha

紫青色の美しい花で、この花色の素晴らしさは、言葉では言い表すことができません。

スプレンディディッシマ
G. splendidissima

濃いブルーの花が咲きます。(写真:下から2枚目)

ツルバキエンシス
G. tulbaghensis

早春咲きの白花です。

インフレクサ
G. inflexa

紅色の美しい花です。

イナエクアリス
G. inaequalis

剣弁のやや色の薄いブルーの花が咲きます。(写真:最下段)

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

耐寒性がそれほど強くないので、鉢で栽培します。また、ゲイソリザは球根も小さいですが、葉も線条で小さく他の草花に負けてしまうので鉢植えが適しています。

植えつけの時期は、10月上旬〜10月下旬が適期です。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥を4:3:3程度に混ぜた用土に植えていますが特に問題なく育っています。

ゲイソリザの花

植え付けの深さ

球根の深さは2〜3p程度にします。

株間

5〜6号鉢に10球程度が適当です。

置き場所

日当たりのよいところに置いて育てます。

植え替え

毎年又は2年に1回は植え替えをします。できれば、毎年植え替える方が結果がよいです。植え替えの適期は、植えつけ時と同じです。

日常の管理

過湿にならないよう注意し、生育期は土の表面が乾いてから与えるようにします。

冬の管理

関東以西の暖地では霜の当たらない軒下に置けば大丈夫です。ただし、特に寒さの厳しい日は、室内に取り込んだ方が安全です。それ以外の地域は、室内に取り込んだ方が安全です。

水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら暖かい日の午前中に軽く水やりをします。

休眠期の管理

6月ごろには葉が枯れてきて休眠期に入ります。葉が枯れてきたら球根を掘り上げます。

掘り上げる時期を失したときは、雨の当たらないところに置いて秋まで保存します。10月になったら掘り上げて、すぐに植え付けます。

植え替えをしない場合は、葉が枯れ始めたら水やりを止め、雨のかからない日陰に置いて秋まで保管します。

ゲイソリザの花

ふやし方

分球して増やします。種類にもよりますが、1年間育てるととても小さな球根がたくさんつくものがありますので、大事に育てるとたくさん増やすことができます。

そのほか、少し手間はかかりますがタネを採って実生で増やすことができます。

肥料

植えつけ時に緩効性の化成肥料を与えます。

後は、春になったら固形肥料を置き肥をするか2週間に1回程度液肥を与えます。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

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