ゴデチア |
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【ゴデチアについて】 |
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ゴデチアは、カリフォルニア州あたりの北アメリカ西海岸を原産とするアカバナ科サンジソウ属の秋まき一年草です。茎は細く、摘芯をするとよく分枝し、派手な美しい花が咲きます。 名前は、以前にゴデチア属になっていたことに由来しますが、この属名は、スイスの植物学者 G.H.Godet への献名です。和名のイロマツヨイは、ゴデチアがアカバナ科のマツヨイグサの仲間で、花色に紅色があることから付けられています。 丈夫で栽培も容易です。ただし、高性種の場合は、せっかく咲いた花が倒れて鑑賞価値を損なわないよう支柱などをにしてやる必要があります。そうした手間をかける余裕のない場合は、矮性種が向いています。 なお、ゴデチアの近縁種のクラーキア (C. unguiculata) は、別に取り上げています。 【栽培メモ】 移植を嫌うとされていますので、以前はポリポットに直接播いて早めに定植してみましたが、特に問題はありませんでした。 上の3枚の写真は、その後、箱播きにして育ててみたものですが、こちらの方も特段の問題もなく育ちました。ですので、ポットに取る時期が遅れると問題かもしれませんが、そうでなければ箱播きでも差し支えはないと思われます。なお、1〜2月の厳冬期だけ不織布でトンネルをしています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ゴデチアの概要】 |
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草丈 高性種は70p〜80pになります。 花壇、鉢用として、20p〜30pほどの矮性種もよく栽培されます。 花 花期は、一般には5月〜6月ですが、タネをまく時期や霜除けをする期間等により開花時期にズレがでます。 花は、薄紙細工のような4弁花で、マツヨウグサに似た印象を受けます。花径は4〜5p程度が一般的な大きさで、色は、緋紅色、ピンク、白、2色咲きなどがあります。 花は、日中開き、日陰では半開きとなります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は比較的ありますが、寒さの厳しいときは霜除けをする必要があります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Clarkia・・・・・アメリカ合衆国の探検家で博物学者の William Clark への献名 amoena・・・・・「優美な」、「愛らしい」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 苗の生育が早いので、植え付けが遅れないようにします。 ※ 高性種の場合、1〜2度摘芯をします。 タネまき タネから育てる場合は、9月下旬〜10月上旬に播きます。寒冷地は春まきにします。箱まき若しくはポットに直接播いてもかまいません。立ち枯れ病が発生しやすいので、必ず清潔な用土を使用します。覆土は、タネが隠れる程度の2oほどにします。 発芽したら、徐々に日に当てるようにします。そのままにしておくと、苗が徒長してしまいます。 箱播きにした場合は、本葉が2〜3枚のころにポットに植え替えます。 ポットに播いた場合は、必要な株が確保できれば間引きをして1本立ちにしますが、本数が不足する場合は、間引きを制限して、本葉が3〜4枚のころに、苗を根をできるだけ切らないよう丁寧に分けて、1本ずつ別のポットに植えつけます。 植え付け ポットの底に根が回ってきたら、花壇やプランターなどに定植します。 大株になると植え傷みしますので、定植の時期が遅れないようにします。 花壇に植える場合は、植えつける前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。定植する際は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れ、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライト(軽石砂)を6:3:1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 株の間隔は20〜25cmが目安です。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりのよい、水はけのよい場所に植えます。丈夫で育てやすいですが、水はけの悪いところでは立ち枯れ病が出やすくなります。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところで育てます。 日常の管理 高性種の場合、草丈が高くなってくると、倒れやすくなりますので、開花時期までに支柱を立てておくときれいな状態で花を見ることができます。支柱を立てたりすることが面倒な方には、矮性種をお勧めします。 また、高性種の場合、1〜2度摘芯をすると株立ちが多くなって、花数も増えるだけでなく、草丈が低くなって倒れにくくなりますので、この作業は欠かせません。 冬の管理 耐寒性は比較的ありますが、特に寒さの厳しい時期は温暖地でも霜除けをしたほうが安心です。私は、寒さの厳しいときは不織布でトンネルをしています。 鉢やプランターは、軒下の霜の当たらないところに移して、水やりは控えめにします。 肥料 やせ地でもよく育つので、肥料は控えめにします。逆に、窒素肥料を与えすぎると、伸びすぎて倒れやすくなります。 庭植えの場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を1u当たり30g程度とやや控えめに施しておきます。追肥は必要ありません。 鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、暖かくなってきてから、苗の生育を見て液肥を与えます。用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、必要なら同様に追肥をします。 病気・害虫 大きな被害を与えるような病害虫は、特にありませんでした。 |
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