ゴデチア Clarkia amoena

ゴデチアの花
写真 ゴデチア 'サティンミックス'
撮影時期 2004.5.1
栽培状況 秋まき後、庭植え(冬は農ポリでトンネルして霜除け)
科名・属名

アカバナ科
ゴデチア属
(クラーキア属)

園芸分類

秋まき一年草

別名

イロマツヨイ

原産地

北アメリカ西海岸

用途

庭植え、鉢植え

花期

5月〜6月

【ゴデチアについて】

ゴデチアは、カリフォルニア州あたりの北アメリカ西海岸を原産とするアカバナ科の秋まき一年草で、茎は細くて、よく分枝し、その先に派手な花が咲きます。和名のイロマツヨイは、ゴデチアがアカバナ科のマツヨイグサの仲間で、花色に紅色があることから付けられたようです。

丈夫で栽培も容易です。ただし、高性種の場合は、せっかく咲いた花が倒れて鑑賞価値を損なわないよう支柱などをにしてやる必要があります。そうした手間をかける余裕のない場合は、矮性種が向いています。

栽培したところでは、移植を嫌いますので、ポットに直接まいて早めに定植してみましたが、特に問題はありませんでした。冬はトンネルをして霜除けをしていますが、その作業の前に摘芯をして、枝数を増やすようにしています。

なお、ゴデチアの近縁種の (C. unguiculata)は、クラーキアとして流通していますので、別に取り上げています。

【花の特徴と性質】

ゴデチアの花

草丈

高性種は高さ50p〜80pになります。

花壇、鉢用として、20p〜30pほどの矮性種もよく栽培されます。

花期は、一般には5月〜6月です。タネをまく時期、フレームで管理する期間等により開花時期にズレがでます。

花は、薄紙細工のような4弁花で、マツヨウグサに似た印象を受けます。径は4〜5p程度が一般的な大きさで、色は、緋紅色、ピンク、白、2色咲きなどがあります。

花は、日中開き、日陰では半開きとなります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性があまり強くないので、暖地でも、防寒には気を付ける必要があります。

学名の説明

Clarkia・・・・・アメリカ合衆国の探検家で博物学者の William Clark に因みます。

amoena・・・・・「優美な」、「愛らしい」

【主な種類と品種】

ジューンシリーズ

草丈40〜50pの高性種でいろいろの色があります。

旭盃

高性種の赤花の代表的種です。

伊豆の春

高性種のピンクの代表的品種です。

サティンミックス

矮性種の混合です。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

種まきは9月下旬〜10月上旬にまきます。寒冷地は春まきにします。箱まき若しくはポットに直接まきますが、立ち枯れ病が発生しやすいので、必ず清潔な用土を使用します。覆土は、タネが隠れる程度の2oほどにします。

発芽したら、徐々に日に当てるようにします。そのままにしておくと、苗が徒長してしまいます。

箱播きにした場合は、本葉が2〜3枚のころにポットに植え替えます。

ポットにまいた場合は、必要な株が確保できれば間引きをして1本立ちにしますが、本数が不足する場合は、間引きを制限して、本葉が3〜4枚のころに、苗を根をできるだけ切らないよう丁寧に分けて、1本ずつ別のポットに植えつけます。

ゴデチアの花

植え付け

ポットの底に根が回ってきたら、花壇やプランターなどに定植します。

大株になると植え傷みしますので、定植の時期が遅れないようにします。

花壇に定植するときは、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて庭土とよく混ぜて植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土、バーク堆肥(腐葉土)、パーライト(軽石砂)を6:3:1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

株の間隔は20〜25cmが目安です。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりのよい、水はけのよい場所に植えます。丈夫で育てやすいですが、水はけの悪いところでは立ち枯れ病が出やすくなります。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

高性種の場合、草丈が高くなってくると、倒れやすくなりますので、開花時期までに支柱を立てておくときれいな状態で花を見ることができます。支柱を立てたりすることが面倒な方には、矮性種をお勧めします。

また、高性種の場合、1〜2度摘心をすると株立ちが多くなって、花数も増えるだけでなく、草丈が低くなって倒れにくくなりますので、この作業は欠かせません。

ゴデチアの花

冬の管理

耐寒性はあまり強くありませんので、暖地でも霜除けをしたほうが安心です。私は、寒さの厳しいときは不織布をベタ掛けしています。

鉢やプランターは、軒下の霜の当たらないところに移して、水やりは控えめにします。

肥料

やせ地でもよく育つので、肥料は控えめにします。逆に、窒素肥料を与えすぎると、伸びすぎて倒れやすくなります。

庭植えの場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を1u当たり30g程度施しておきます。追肥は必要ありません。

鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、暖かくなってきてから、苗の生育を見て液肥を与えます。用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、必要なら同様に追肥をします。

病気・害虫

大きな被害を与えるような病害虫は、特にありません。

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