キブシ |
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【キブシについて】 |
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キブシ(木五倍子)は、キブシ科キブシ属の落葉低木で、この果実をウルシ科の落葉樹であるヌルデ(Rhus javanica)の五倍子(フシ)の代用として黒色の染料に使われたことから、木ブシと言われます。雌雄異株です。 なお、五倍子(フシ)は、ヌルデの葉茎にできる虫こぶのことで、殻にタンニンを多量に含んでいて、薬用や染料に利用されます。 キブシ花は葉が展開する前に咲き早春の生花として利用されますが、庭木としての栽培はそれほど多くはありません。花穂が垂れ下がり、黄色の花が咲きますが、花色が赤い赤花キブシがあります。 【栽培メモ】 赤花キブシを庭植えにしていましたが、順調に育っていたところ突然枯れ込んでしまいました。これは、庭の水はけが悪くなってしまったことが原因ではないかと考えています。 その後、残りの一本を、庭の水はけがまずまずのところに植えましたが、こちらの方は問題なく育っています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【キブシの概要】 |
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樹高 2〜3mほどになります。 花 花茎が葉腋から垂れ下がって、淡黄色の花が咲きます。園芸種には赤花もあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性があります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Stachyurus・・・・・ギリシャ語の stachyus(穂)+ oura(尾)が語源です。 praecox・・・・・「早咲きの」 |
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【主な種類と品種】 |
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花色が赤い赤花キブシがあります。また、変種に、海岸近くの山に生える大型の八丈キブシ(ナンバンキブシ)があります。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 樹形が乱れたら、花後もしくは9月頃に剪定して、樹形を整えます。 植え付け 本来は庭植えに適していますが、鉢植えでも剪定をして育てれば、ある程度までなら栽培できます。 落葉樹ですので、厳冬期を除いて11月〜3月の間に植え付けます。 庭に植えるときは、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 植え付けた後はたっぷりと水やりをして、木がぐらつかないように支柱を立てておきます。 鉢植えの用土 赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥を4:3:3程度に混ぜた用土に植えていますが、よく育っています。勿論、バーク堆肥の代わりに腐葉土でも差し支えありません。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよいところに植え付けますが、やや半日陰地でも問題はありません。 鉢植えも日当たりのよいところで育てますが、夏場は半日陰に置きます。 剪定 樹形が乱れたら、花後若しくは9月頃に剪定して、樹形を整えます。 肥料 成長力が強いので、庭植えの場合はほとんど肥料は必要としません。 鉢植えの場合は、花後と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 これといった病害虫はありません。 |
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