キブシ

写真 赤花キブシ
撮影時期 2022.3.30
栽培状況 鉢植え

科名・属名

キブシ科
キブシ属

園芸分類

落葉中木

別名

キフジ
マメブシ

原産地

日本

用途

庭植え

花期

3〜4月

【キブシについて】

キブシ(木五倍子)は、キブシ科キブシ属の落葉低木で、この果実をヌルデの五倍子(フシ)の代用として黒色の染料に使うことから、木ブシと言われます。雌雄異株です。

花は葉が展開する前に咲き早春の生花として利用されますが、庭木としての栽培はそれほど多くはありません。花穂が垂れ下がり、黄色の花が咲きますが、花色が赤い赤花キブシがあります。

【栽培メモ】

赤花キブシを庭植えにしていましたが、順調に育っていたところ突然枯れ込んでしまいました。もう一本を鉢植えにしていましたが、こちらの方は無事に育っていて、花もよく咲いてくれました。

今、10号鉢に植えていますが、もう少しの間は鉢植えで育てられそうです。

【キブシの概要】

キブシの花

樹高

2〜3mほどになります。

花茎が葉腋から垂れ下がって、淡黄色の花が咲きます。園芸種には赤花もあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Stachyurus praecox

学名の説明

Stachyurus・・・・・ギリシャ語の stachyus(穂)+ oura(尾)が語源です。

praecox・・・・・「早咲きの」

【主な種類と品種】

花色が赤い赤花キブシがあります。また、変種に、海岸近くの山に生える大型の八丈キブシ(ナンバンキブシ)があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 樹形が乱れたら、花後もしくは9月頃に剪定して、樹形を整えます。

植え付け

本来は庭植えに適していますが、鉢植えでも剪定をして育てれば、ある程度までなら鉢植えでも栽培できます。

落葉樹ですので、厳冬期を除いて11月〜3月の間に植え付けます。

キブシの花

庭に植えるときは、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

植え付けた後はたっぷりと水やりをして、木がぐらつかないように支柱を立てておきます。

鉢植えの用土

赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥を4:3:3程度に混ぜた用土に植えていますが、よく育っています。勿論、バーク堆肥の代わりに腐葉土でも差し支えありません。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところに植え付けますが、やや半日陰地でも問題はないです。ただし、乾燥地は成育がよくないようです。

鉢植えも日当たりのよいところで育てますが、夏場は半日陰に置きます。

剪定

樹形が乱れたら、花後若しくは9月頃に剪定して、樹形を整えます。

肥料

成長力が強いので、庭植えの場合はほとんど肥料は必要としません。

鉢植えの場合は、花後と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

これといった病害虫はありません。

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