キセワタ

キセワタの花
写真 キセワタ
撮影時期 2020.8.4
栽培状況 鉢植え

科名

シソ科

属名

メハジキ属

学名

Leonurus macranthus

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

日本、中国東北部など

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

7〜9月

【キセワタについて】

キセワタは、日本などに自生しているシソ科メハジキ属の宿根草で、メハジキLeonurus sibiricus)の近縁種です。「着せ綿」と書き、白い毛が花冠を覆っていることに由来すると言われています。

「山と渓谷社」の「山渓カラー名鑑」では、園芸植物ではなく野草の方に掲載されていました。しかし、花が美しいことから山野草として園芸店やホームセンターなどで販売されていることからしても、園芸植物として扱うことに何の違和感もありません。なんとなくレオノティスに咲き方がよく似ています。

【栽培メモ】

庭に植える場所がないため鉢植えで育てましたが、暑さ、寒さに強く丈夫で育てやすかったです。冬になると地上部がすっかりなくなりましたが、春になると芽が出てきました。

【育て方は下へ ↓ 】

【キセワタの概要】

草丈

60〜80cmほどです。

2.5〜3cmほどの薄ピンク色の唇形花が、葉腋に輪生します。個体によって、多少花色に濃淡があります。

キセワタの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Leonurus・・・・・ギリシャ語の leon(ライオン)+ oura(尾)が語源です。

macranthus・・・・・「大きい花の」、「大きい花のある」

sibiricus・・・・・「シベリアの」

【主な種類と品種】

メハジキ属では、メハジキをよく見かけます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 摘芯をして枝数を増やすようにします。

植え付け

通常、夏の終わりから秋に、園芸店やホームセンターなどで開花株が3〜4号ほどのポット植えられて販売されています。根詰まり気味の場合が多いので、その場合は、一回りか二回りほど大きな鉢に、根鉢をあまり崩さないように植えつけます。

もちろん、庭植もできますが、暑い時期の植え付けは避け、秋の涼しくなった頃か春先に植え付けた方が無難です。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

キセワタの花

植え場所・置き場所

日当たりのよいところで育てます。

植え替え

3月頃が植え替えの適期です。できれば毎年、少なくとも2年に1回は植え替えないと根詰まりして、生育がとても悪くなります。

日常の管理

日当たりを好みますが、鉢植えの場合、真夏は半日陰に置くと鉢土が乾燥しすぎるのを防ぎ、水やりの手間が多少とも少なくなります。

冬の管理

冬には地上部が枯れますので、冬が来たら地際から切り取っておきます。耐寒性がありますので、霜除け等は必要ありません。

ふやし方

植え替えの時に株分けをして増やすことができます。

肥料

庭植えの場合はほとんど必要ありません。鉢やプランターで育てる場合は春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にないようです。

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