キルタンサス |
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【キルタンサスについて】 |
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キルタンサスは、南アフリカ原産のヒガンバナ科キルタンサス属の春(秋)植え球根で、主に冬から初春に咲く種類と夏に咲く種類に分けられます。前者の代表的なものはマッケニー(C. mackenii)で、後者ではサンギネウス(C. sanguineus)があげられます。 一般によく栽培されているのはマッケニーで、寒い頃に、筒状のちょっと変わった花をたくさん付けるので魅力があります。暖かい高知県の東部では、冬に、にぎやかに咲いている光景をよく見かけます。変種に黄色の花が咲くクーペリーがあります。 一方、サンギネウスは、赤い花が魅力ですが、やや花が咲きにくいと言えます。本種とエラツス(C. elatus)の種間交配種にキルロータがあります。 【栽培メモ】 大変丈夫で、病気も特になく、よく花が咲いてくれます。また、比較的耐寒性があり、霜の当たらない軒下で冬を越しています。 上の写真は、マッケニーの変種のクーペリーでクリーム黄色の大きな花が咲きます。キングイエローという名前で販売されているのが本種と考えられます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【キルタンサスの概要】 |
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草丈 20〜30p程度です。 花 (主な品種を参照してください) 耐寒性・耐暑性
マッケニーは比較的耐寒性は強いですが、鉢植えは霜に当てない方が無難です。温暖地では庭植えができます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Cyrtanthus・・・・・ギリシャ語の cyrt(湾曲)+ anthus(花)が語源です。 mackenii・・・・・南アフリカ共和国ダーバン植物園の学芸員 Mark McKen に因みます。 cooperii・・・・・アメリカ合衆国の博物学者 Dr. James G. Cooper への献名 sanguineus・・・・・「血紅色の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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キルタンサスの中では、主にマッケニーがよく栽培されていますので、ここでは、マッケニーを中心に記載しています。 栽培のポイント ※ マッケニーは、梅雨明け後に休眠期に入りますが、葉は枯れず、半休眠といった状態になります。量は減らしますが水やりは続けます。 植え付け 種苗会社のカタログには春号に載っていることが多いので、この場合は当然のことながら春に植えつけます。関東以西の温暖地の場合、マッケニー種は10月頃に植え付けても差し支えありません。 一般的には鉢やプランターに植えて育てますが、比較的耐寒性がありますので、暖地では庭植えができます。ただし、サンギネウスは耐寒性が劣りますので鉢植えで育てます。 鉢植えの用土 市販の球根用培養土でよく育ちます。赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜた用土でも差し支えありません。 植え付けの深さ 花壇に植える場合は球根が隠れる程度に、鉢やプランターに植える場合は、球根の上部が少し見える程度にします。 株間 鉢植えの場合は、5号鉢に5球程度が標準です。庭植えの場合は3〜5cmほどの間隔にします。 植え場所・置き場所 鉢やプランターで育てる場合は、休眠期以外は日当たりのよいところで育てます。 庭植えは、北風が当たらず、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。 植え替え 庭植えは、4〜5年したら球根が混みあってきますので、分球して植え替えます。 鉢やプランターに植えた場合は、2〜3年に1回を目安に植え替えします。 日常の管理 鉢やプランターで育てる場合は、生育期間中は水切れを起こさないようにします。 花の終わった花茎は、早めに取っておきます。植えた年は、あまり花立ちは多くありませんが、2年目になるとよく咲いてくれます。 冬の管理 寒さに比較的強いとはいえ、強い霜に当たると傷むますので、鉢植えは霜の当たらないところで育てます。 休眠期の管理 マッケニーは夏に休眠期に入りますが、葉は枯れず、半休眠といった状態になります。鉢やプランターは、西日を避け、雨の当たらない半日陰に置いてやや乾きぎみにします。もっとも、量は減らしますが水やりは続けます。 肥料 植えつけ時に緩効性の化成肥料を与えます。鉢やプランターに植えた場合は、元肥のほか、生育期間中、月に2回ほど液肥を与えます。 病気・害虫 特にはありません。 |
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